7
元素の間・原子番号 七
窒素(N)って、どんな元素?
English
いまのことば
窒素(N)って、どんな元素?
窒素は、原子番号7、元素記号Nの元素です。地上の空気のおよそ8割は窒素。植物を育てる肥料の大切な成分でもあります。
原子番号 714.01
N窒素nitrogen- 元素記号
- N
- 原子量
- 14.01
- 周期表の場所
- 第2周期・15族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
「殺素」から「窒素」へ
オランダ語で窒素は「stikstof(スティクストフ)」。宇田川榕菴は、はじめこれを「殺素」と訳し、のちに「窒素」に変えました。
オランダ語と同じ仲間のドイツ語の「Stickstoff」は、「窒息させる素」という意味です。「窒素」の「窒」は、「窒息」の「窒」と同じ字です。
元素記号のNは、ラテン語の「ニトロゲニウム」から。「硝石」と「生ずる」を合わせたことばです。
空気と、畑の中で
地上の空気は、窒素と酸素がほとんどで、その割合は窒素が80%、酸素が20%です。この割合は、高さ90kmくらいまで変わりません。
肥料の三要素は、窒素・りん酸・加里(カリウム)。窒素は、植物の、とくに葉の成長をうながすはたらきをします。
考えてみよう
- 問一息をするたびに、わたしたちは窒素もすいこんでいます。すいこんだ窒素はどうなると思いますか。
- 問二「殺素」と「窒素」。あなたならどちらの名前にしますか。それはなぜですか。
- 問三葉を食べる野菜と、実を食べる野菜では、欲しい肥料がちがうでしょうか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——元素の名前の多くは、見つかった場所や、色・性質から生まれています。窒素のNは「硝石から生まれるもの」、酸素のOは「酸を生むもの」。どちらも「生む」ということばが入っています。