元素の間・原子番号 三
リチウム(Li)って、どんな元素?
いまのことば
中学生と保護者の方へ。リチウムがどんな元素か、いっしょに確かめましょう。
リチウム(Li)って、どんな元素?
リチウムは、原子番号3、元素記号Liの金属の元素です。原子量は6.94で、金属の元素の中ではいちばん小さな数。リチウムイオン電池の「リチウム」です。
原子番号 36.94
Liリチウムlithium- 元素記号
- Li
- 原子量
- 6.94
- 周期表の場所
- 第2周期・1族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
名前は「石」
元素記号のLiは、ラテン語の「リチウム」から。そのもとは、ギリシャ語で石を意味する「リトス」です。見つかったのは1817年でした。
周期表では、水素の真下、1族の2段目。ナトリウムやカリウムと同じ縦の列の仲間です。
リチウムイオン電池
2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池の開発に贈られました。受賞した3人の一人が、日本の吉野彰さんです。
吉野さんたちが1985年に出した特許では、プラス側にリチウムとコバルトの化合物、マイナス側に炭素の材料を使っています。
考えてみよう
- 問一身のまわりで、充電して何度も使える電池が入っている物を探してみましょう。
- 問二「石」から名前をもらった元素が、電池の主役になったのはおもしろいと思いませんか。
- 問三電池のプラス側とマイナス側で、ちがう材料を使うのはなぜでしょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——吉野さんたちの電池のマイナス側に使われたのは、炭素の材料でした。元素の間では、炭素(C)とコバルト(Co)のページもあわせて読めます。
この記事について
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来と発見の年は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、2019年のノーベル化学賞と1985年の特許(LiCoO2の正極と炭素の負極)は岡田重人「吉野彰博士の2019年ノーベル化学賞受賞 リチウムイオン電池誕生前後とその未来像」(学術の動向 25巻2号)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来と発見の年は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、2019年のノーベル化学賞と1985年の特許(LiCoO2の正極と炭素の負極)は岡田重人「吉野彰博士の2019年ノーベル化学賞受賞 リチウムイオン電池誕生前後とその未来像」(学術の動向 25巻2号)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
