元素の間・原子番号 二十七
コバルト(Co)って、どんな元素?
いまのことば
中学生と保護者の方へ。コバルトがどんな元素か、いっしょに確かめましょう。
コバルト(Co)って、どんな元素?
コバルトは、原子番号27、元素記号Coの金属の元素です。名前は、ドイツ語の悪霊「コボルト」から来ています。
原子番号 2758.93
Coコバルトcobalt- 元素記号
- Co
- 原子量
- 58.93
- 周期表の場所
- 第4周期・9族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
鉱山の悪霊
元素記号Coのもとは、ドイツ語の「コボルト」。銀の鉱石をコバルトの鉱石に変えてしまう悪霊のことです。コバルトが見つかったのは1735年でした。
となりのニッケル(Ni)の名前も、ドイツ語の「にせの銅」から来ています。
電池の材料
2019年のノーベル化学賞を受けた吉野彰さんたちは、1985年の特許で、リチウムイオン電池のプラス側にリチウムとコバルトの化合物を使いました。
コバルトは4段目の9族。鉄とニッケルのあいだにいます。
考えてみよう
- 問一昔の鉱山の人たちは、なぜ悪霊のしわざだと考えたのでしょう。
- 問二鉄・コバルト・ニッケルは周期表でとなりどうしです。似ているところはあると思いますか。
- 問三電池の材料を選ぶとき、何を大切にすると思いますか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——コバルトとニッケルの名前は、どちらもドイツ語から。記号のもとのことばの多くはラテン語やギリシャ語ですが、ドイツ語から来た元素もあるのです。
この記事について
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来(Kobold・1735年)とニッケルの名前は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、リチウムイオン電池の特許(LiCoO2の正極)は岡田重人「吉野彰博士の2019年ノーベル化学賞受賞 リチウムイオン電池誕生前後とその未来像」(学術の動向 25巻2号)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来(Kobold・1735年)とニッケルの名前は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)、リチウムイオン電池の特許(LiCoO2の正極)は岡田重人「吉野彰博士の2019年ノーベル化学賞受賞 リチウムイオン電池誕生前後とその未来像」(学術の動向 25巻2号)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
