読書感想文の書き方|本の場面と自分の思いをつなぐ
小学3・4年生のお子さんの読書感想文を、家で支える保護者の方へ。図を見ながら、声かけの例で一緒に確かめるページです。
本の場面、感じたこと、その理由を聞き、子どもの思いを中心に書きます。
この記事は、小学3・4年生の読書感想文を家で聞くときの1ページ版です。本の選び方・書き出し・ワークシートなどは、読書感想文の間にそろっています。
書く前に、本の場面と自分の思いを分ける
まず、子どもに本の心に残った場所を開いてもらいます。ページや登場人物の言葉、行動を確かめ、どの場面なのかを一緒に見ます。学校の課題に字数や用紙の指定があれば、先に確認します。
次に、「その場面で、どう思った?」と聞きます。親は本に書かれていることと、子どもが感じたことを別々にメモします。「すごい」「悲しい」も、話し始める言葉として残します。
例えば、当社が作った見本の文を考えてみます。「雨がやんだあと、子どもは借りた傘を返しに行きました」。これが本の場面に当たる部分です。「返すのを後回しにせず、すごいと思った」が、読む人の思いです。
- 「本の、どの場面が心に残った?」
- 「そのとき、自分はどう思った?」
- 「本の言葉と、自分の思いを分けて言える?」
「どうして?」で、感想の理由を見つける
感じたことが出たら、その理由を一つ聞きます。「どの行動を見て、そう思った?」と、本の場面へ戻れる問いを選びます。自分の経験が浮かんだら、似ている所や違う所も聞きます。
傘の見本なら、「自分は借りた物を返すのを忘れたことがある」が理由になります。親が理由を決める代わりに、子どもが話した言葉を残します。経験が浮かぶ場合も、本のどの部分とつながるかを確かめます。
メモを見て、一番伝えたい思いを子どもに選んでもらいます。全部を同じ長さで書くより、選んだ思いと理由へ時間を使います。思いが変わったときは、変わる前と後を並べて見ます。
- 「どの言葉や行動を見て、そう思った?」
- 「自分の経験と、どこが似ている?」
- 「一番伝えたい思いは、どれ?」
中心の思いに合わせ、書く順を決める
選んだ思いを中心に、本の場面と理由がつながる順を考えます。はじめに必要な場面を短く示し、次に思いと理由を書きます。終わりには、読み終えて変わった見方や、考え続けたいことを置けます。
この順は、家庭で使う並べ方の一例です。学校の構成の案内があれば、その形でメモを並べます。子どもが自分で順を選べるよう、メモを指で動かす方法も使えます。
説明の部分は、感想の理由を伝えるのに必要かを見ます。長いあらすじになったら、中心の思いと関係する出来事を選び直します。好きな場面を紹介する文と、なぜ好きかを書く文を分けると整理できます。
- 「この場面の説明で、思いの理由が伝わる?」
- 「最後に、どんな考えを残したい?」
書いたら、本の場面と理由のつながりを確かめる
子ども自身が声に出して読み、思いと理由が続いているかを確かめます。親は最初に、「傘を返す所と自分の経験がつながったね」など、伝わった所を返します。
直す所は、今日一つ選びます。場面を説明する文へ戻す、理由を短く足すなど、子どもが選んだ変更を確かめます。清書の前に、用紙や字数、題名と氏名の案内も見ます。
- 「読んで、一番伝わった思いはどれ?」
- 「その理由へつながる文は、どこ?」
書き進めにくいときの声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 「面白かった」で止まる | 「どの言葉や行動が、面白かった?」 |
| あらすじが続く | 「その出来事で、自分はどう思った?」 |
| 親と感想が違う | 「本のどこから、そう感じた?」 |
| 書き直す場所に迷う | 「思いと理由がつながるよう、どこを変える?」 |
書く前のメモや読み返しは、作文の家庭での教え方へ。読書感想文では、本の場面と自分の思いをつなぎます。
よくある質問
子どもの読書感想文を家庭でどう支えればよいですか?
本の心に残った場面を聞き、その場面で感じたことと理由を子どもの言葉でメモにします。中心にする思いを一つ選び、場面の説明、思いと理由、読後の変化をつないで書きます。
あらすじが長くなるときは、どうすればよいですか?
感想の理由を伝えるために必要な場面を選びます。「この出来事を読む人へ知らせると、何が伝わる?」と聞き、中心の思いにつながる説明へ絞ります。
学校では、読むことと書くことをどう学びますか?
小学3・4年では、文章を読んで理解したことに基づいて、感想や考えをもつ学習をします。書く学習では、中心を明確にし、考えと理由や事例の関係を表します。このページのメモや順番は家庭向けの提案です。
出典
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」国語・第3学年及び第4学年 B(1)イ・ウとC(1)オ・カ(冊子33〜34ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月11日
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