- 読書感想文とは何を書くものか
- あらすじと感想の違い
- 書く前に準備すること
- 迷わず書くための5ステップ
- 原稿用紙にまとめる基本構成
読書感想文とは
読書感想文は、本の内容を説明するだけの文章ではありません。
本を読んで、自分が心を動かされたこと、考えたこと、気づいたことを書く文章です。
大切なのは、次の3つです。
- 本の中で心に残った場面
- その場面を読んで自分が感じたこと
- 自分の経験やこれからの行動とつながること
この3つが入ると、あらすじだけではない読書感想文になります。
ステップ1:書きやすい本を選ぶ
読書感想文は、本選びで書きやすさが大きく変わります。
おすすめは、子どもが少しでも興味を持てる本です。
書きやすい本には、次のような特徴があります。
- 主人公の気持ちが分かりやすい
- 友達、家族、努力、命、成長など身近なテーマがある
- 自分の経験とつなげやすい
- 読み終わった後に「考えたこと」が残る
- 難しすぎず、最後まで読める
有名な本だから、課題図書だから、親がすすめたいから、という理由だけで選ぶと、子どもが書きにくくなることがあります。
ステップ2:心に残った場面を選ぶ
本を読んだあと、まずは「一番心に残った場面」を選びます。
全部を覚えていなくても大丈夫です。
次の質問に答えてみましょう。
- どの場面でびっくりしたか
- どの場面で悲しくなったか
- どの場面でうれしくなったか
- どの場面で主人公を応援したくなったか
- どの場面で自分のことを思い出したか
読書感想文は、心が動いた場面から書くと広げやすくなります。
ステップ3:自分の気持ちを書く
心に残った場面を選んだら、次に自分の気持ちを書きます。
たとえば、
- すごいと思った
- かわいそうだと思った
- 自分だったらできないと思った
- 主人公の勇気に驚いた
- 友達を大切にしたいと思った
ここで大切なのは、「なぜそう思ったのか」まで考えることです。
悪い例:
主人公はすごいと思いました。
良い例:
主人公は、こわいと思いながらも友達を助けようとしていたので、私はすごいと思いました。
理由を入れるだけで、文章に深みが出ます。
ステップ4:自分の経験とつなげる
読書感想文が良くなるポイントは、自分の経験とつなげることです。
たとえば、
- 自分も友達とけんかをしたことがある
- 自分も失敗してくやしかったことがある
- 自分も家族に助けてもらったことがある
- 自分も新しいことに挑戦して不安だったことがある
本の中の出来事と、自分の生活がつながると、感想文が「自分だけの文章」になります。
ステップ5:学んだこと・これからを書く
最後は、この本を読んで学んだことや、これから自分がしてみたいことを書きます。
例:
この本を読んで、友達にやさしくすることは、言葉だけではなく行動で示すことが大切だと思いました。
私も、困っている人を見たときに、見ているだけではなく声をかけられる人になりたいです。
「おもしろかったです」で終わるよりも、これからの自分につなげると、まとまりのある感想文になります。
基本構成
読書感想文は、次の構成で書くとまとまりやすくなります。
はじめ
- 本を選んだ理由
- 読む前に思っていたこと
- 一番心に残ったことの紹介
中
- 心に残った場面
- その場面を読んで思ったこと
- 自分の経験とつながること
おわり
- この本から学んだこと
- これから自分がしてみたいこと
- 読んだ後に考えが変わったこと
よくある質問
Q. あらすじは書いてもいいですか?
A. 少しなら書いても大丈夫です。
ただし、長く書きすぎると感想文ではなく本の紹介になってしまいます。あらすじは必要な部分だけにしましょう。
Q. 最初の一文が書けません。
A. 本を選んだ理由、心に残った場面、読む前と読んだ後の変化から始めると書きやすくなります。
Q. 親が直してもいいですか?
A. 誤字脱字や原稿用紙の使い方を確認するのはよいサポートです。ただし、文章そのものを親が作ってしまうと、子どもの感想文ではなくなってしまいます。