📖 GUIDE 04 / 基本ガイド

読書感想文があらすじだけになる原因と直し方

👤 小学生・中学生・保護者
📂 基本ガイド
📌 このページでわかること

なぜあらすじだけになるのか

読書感想文を書こうとすると、子どもは本の内容を思い出しながら書き始めます。
すると、自然に「誰が何をしたか」の説明が多くなります。

これは悪いことではありません。
本を理解しているからこそ、あらすじを書けるのです。

ただし、読書感想文で大切なのは、本の内容を長く説明することではありません。
その本を読んで、自分が何を感じ、何を考えたかを書くことです。

あらすじと感想の違い

あらすじ

本の中で起きたことを説明する文章です。

例:

主人公は友達とけんかをしました。そのあと、自分が悪かったことに気づき、友達に謝りました。

感想

本を読んだ自分の気持ちや考えを書く文章です。

例:

主人公が自分から謝った場面を読んで、私はすごいと思いました。私なら、悪いと分かっていても、なかなか自分から謝れないかもしれないからです。

あらすじは「本の中のこと」。
感想は「自分の心の中で起きたこと」です。

感想を増やす3つの質問

あらすじだけになってしまう時は、次の質問を使います。

質問1:その場面を読んで、どう思った?

質問2:なぜそう思った?

「すごいと思った」だけでは、まだ短いです。
その理由を書くと、感想になります。

例:

主人公はすごいと思いました。

なぜなら、自分が不利になるかもしれないのに、友達のために本当のことを言ったからです。

質問3:自分にも似た経験はある?

本の出来事と自分の経験をつなげると、文章が自分らしくなります。

例:

私も友達に本当のことを言えなかったことがあります。その時は、相手に嫌われるのがこわかったからです。

悪い例・良い例

悪い例

主人公は友達とけんかをしました。そのあと、友達に謝りました。そして二人は仲直りしました。

これは本の中で起きたことだけを書いています。

良い例

主人公が友達に謝る場面が心に残りました。自分が悪いと分かっていても、謝るのは勇気がいることだと思います。私も友達とけんかをした時、なかなか謝れなかったことがありました。この場面を読んで、間違えた時にすぐに謝れる人になりたいと思いました。

良い例では、次の4つが入っています。

  1. 心に残った場面
  2. 自分の気持ち
  3. 自分の経験
  4. これからの自分

あらすじを短くするコツ

あらすじは、全部を書く必要はありません。
感想を書くために必要な部分だけを書きます。

長すぎるあらすじ

主人公は朝起きて学校に行き、友達と話しました。その後、授業を受けて、帰り道で友達とけんかをしました。そして家に帰って考えました。

短くしたあらすじ

主人公は友達とけんかをした後、自分の言葉で相手を傷つけたことに気づきます。

このくらい短くすると、その後に感想を書きやすくなります。

保護者の声かけ例

子どもがあらすじばかり書いている時は、次のように聞いてみてください。

「感想を書きなさい」と言うより、質問で引き出す方が効果的です。

書き直しの手順

あらすじだけになった場合は、次の順番で直します。

  1. あらすじの中から、心に残った場面を1つ選ぶ
  2. その場面を短く説明する
  3. その場面を読んで思ったことを書く
  4. なぜそう思ったのかを書く
  5. 自分の経験とつなげる
  6. 最後に学んだことを書く

この流れにすると、読書感想文らしい文章になります。

📱 LINE 公式

「読書感想文すらすらワークシート」を
無料で受け取る。

いきなり原稿用紙に書き始めると止まりやすいので、まずは心に残った場面・自分の気持ち・自分の経験・学んだことをメモにすることが大切です。CCN 寺子屋では、メモから下書きへとスムーズに進めるためのワークシートを LINE 登録の方に無料でお送りしています。

📱 LINE 公式 準備中 — メールで受け取る
— CCN 寺子屋より

読書感想文は、文章の上手さを
競う宿題ではありません。

本を読んで心が動いたことを見つけ、自分の経験や考えとつなげ、自分の言葉で表現する練習です。

CCN 寺子屋では、読書感想文を通して、子どもたちの 考える力・言葉にする力・伝える力 を育てることを大切にしています。完成した文章の上手さよりも、考えた過程を大切にしてあげてください。

📖 読書感想文ラボ index に戻る