音読の聞き方|言葉のまとまりを親子で確かめる
小学1・2年生のお子さんの音読を、家で聞く保護者の方へ。図を見ながら、声かけの例で一緒に確かめるページです。
まず聞き、伝わった所を返してから、一か所だけ親子で確かめます。
読む前に、聞く場所を一緒に選ぶ
教科書の読む場所を子どもに示してもらいます。「今日は、ここを聞いてね」と選べると、親も見る所がそろいます。学校から範囲や回数の案内があれば、それに合わせます。
親は同じページを開き、子どもが読んでいる所を目で追います。一度聞いた後に返せるよう、伝わった言葉を一つ覚えておきます。途中で言い直したときも、その続きまで耳を向けます。
聞き終わったら、「ねこが歩く所が浮かんだよ」など、何が伝わったかを言います。「上手だった」だけより、子どもが次も使える読み方を具体的に返します。
- 「今日は、どの場所を聞いてほしい?」
- 「自分でよく読めたと思う所は、どこ?」
一文字ずつから、言葉のまとまりへ
上の文は、当社が作った短い見本です。「ちいさなねこが」と「にわをあるきました」を、意味のつながるまとまりとして見ます。教科書でも、何を伝える言葉が続いているかを一緒に探します。
一文字ずつで止まるときは、親が一つのまとまりを読み、子どもが続けて同じ所を読みます。その後、一文を子どもだけで読みます。意味のつながる所を、指でたどる方法も使えます。
読み終えたら、「だれが歩いた?」と聞きます。子どもが文の言葉を指せたら、聞いた音と書かれた言葉を結び付けられます。問いは、読んだ一文で確かめられるものを選びます。
- 「だれが歩いた、と書いてある?」
- 「そのねこは、どこを歩いた?」
- 「一つにつながって聞こえる言葉は、どこかな?」
言葉の響きと、間を一か所見直す
次に、子どもが選んだ一か所をもう一度聞きます。例えば、句点の所で文が終わると、聞く人にも一区切りが伝わります。かぎ括弧の中なら、だれが話しているかを確かめます。
親が読み方を一つ見せたら、子どもにも自分の読み方で読んでもらいます。同じ文でも、どの言葉をはっきり言うかで、聞こえ方を比べられます。声の大きさと、言葉の伝わり方も分けて見ます。
止まった場所を全部やり直す代わりに、今日は一つの言葉のつながりを選びます。選んだ所が伝わったら、「今は、まとまりが分かったよ」と変化を返します。
- 「この文は、どこで終わっている?」
- 「だれの言葉として読むと、場面が伝わる?」
- 「今の読み方で、はっきり伝えたい言葉はどれ?」
聞いていて迷ったときの声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 読み違えた所で止まる | 「ここを一緒に見てから、続きを読もうか」 |
| 一文字ずつ区切れる | 「どの言葉をひとまとまりで読めそう?」 |
| 速く読み、文の終わりが続く | 「聞く人に、文の終わりをどう伝える?」 |
| 何を返せばよいか迷う | 「どの言葉で、場面が浮かんだか伝えてみよう」 |
最後は、子どもの確かめで終える
終わりに、子どもが今日変えた所を一つ教えてもらいます。親は、実際に聞けた読み方を返します。音読の記録がある場合は、確認した後に記入します。
同じ所で困る様子が続けば、どの言葉で止まったかを先生へ伝えます。家庭の様子を具体的に共有し、次に練習する範囲や聞き方を相談できます。
- 「今日、読みやすくなった言葉はどれ?」
- 「次に聞いてもらいたい所は、どこ?」
漢字の読みを確かめるときは、学年別の漢字の読み方クイズへ。文の音読とは別の、漢字の読みを練習する教材です。
読む字と書く字の進め方は、漢字の書き順の家庭での教え方も読めます。国語の間では、言葉の読み物を選べます。
よくある質問
子どもの音読を家庭でどう聞けばよいですか?
まず一度聞き、伝わった所を具体的に返します。次に、今日確かめたい一か所を一緒に読みます。学校の課題の範囲や回数があるときは、その案内に合わせます。
読む速さを上げることを目標にした方がよいですか?
文の意味が聞く人へ伝わるかを先に見ます。言葉のまとまりや、句読点の前後を確かめ、子どもが自分で読める速さを選べるようにします。
学校では、音読でどんなことを学びますか?
小学1・2年の国語では、語のまとまりや言葉の響きなどに気を付けて音読する学習をします。このページの聞く順や練習文は、その学習を家庭で確かめるための当社の提案です。
出典
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」国語・第1学年及び第2学年〔知識及び技能〕(1)ク(冊子29ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月11日
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