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東海道・藤川宿

宿場しゅくばの出入口でいりぐちを「棒鼻ぼうはな」といいました。そこにはいつも、何なにかが立たっています。

お子さんと保護者の方へ。東海道・藤川宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の藤川宿とは?

藤川ふじかわは東海道の三十七番目の宿場。
広重の題だいは「棒鼻ぼうはなノ図ず」。

宿場の入口という場所

「棒鼻ぼうはな」は宿場しゅくばの出入口でいりぐちのこと。そこには高札こうさつ(おふれの看板かんばん)や並木なみき、見附みつけの石垣いしがきが置おかれました。町まちの始はじまりと終おわりを、はっきり示しめす——藤沢の「江戸方見附えどがたみつけ」「上方見附かみがたみつけ」も同おなじ仕組しくみです。

広重ひろしげの絵えでは、大名行列だいみょうぎょうれつが通とおるのを、土下座どげざして見送みおくる人々ひとびとが描えがかれています。街道かいどうは誰だれのものだったか、を考かんがえさせる一枚いちまい) 。藤枝で見みたとおり、東海道とうかいどうはもともと幕府ばくふの公用こうようの道みちでした。

藤川ふじかわは次の岡崎の手前てまえの小ちいさな宿場しゅくばです。大おおきな城下町じょうかまちの手前てまえに、小ちいさな宿しゅくがある。小田原の前まえの大磯、岡崎の前まえの藤川ふじかわ) ——大おおきな町まちの前後ぜんごには、たいてい控ひかえめな宿場しゅくばがあります。

考えてみよう

  • 問一あなたの町まちの「入口いりぐち」はどこでしょう。地図ちずで考かんがえてみましょう。
  • 問二看板かんばんや石碑せきひが町まちの境さかいに立たつ理由りゆうを考かんがえてみましょう。
  • 問三大おおきな町まちの手前てまえに小ちいさな町まちがある例れいを探さがしてみましょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——高札場こうさつばは、幕府ばくふの決きまりを知しらせる掲示板けいじばんでした。日坂のところでも触ふれたとおり、どの宿場しゅくばにも必かならず一ひとつ置おかれていました。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

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