無料会員登録

東海道・藤枝宿

次つぎの宿しゅくへ荷物にもつを渡わたす。その作業さぎょうこそが、宿場しゅくばのいちばんの仕事しごとでした。

お子さんと保護者の方へ。東海道・藤枝宿を、いっしょに確かめましょう。

いまのことば

東海道の藤枝宿とは?

藤枝ふじえだは東海道の二十二番目の宿場。
広重の題だいは「人馬継立じんばつぎたて」。

宿場の本当の仕事

「継立つぎたて」は、荷物にもつを次つぎの宿場しゅくばへ引ひき継つぐこと。一いっつの馬うまが京きょうまで行いくのではなく、宿場しゅくばごとに人ひとと馬うまを替かえる。リレー方式ほうしきだから、速はやく確実かくじつに運はこべる——これが宿駅制度しゅくえきせいどの芯しんです。

広重が藤枝ふじえだでこの場面ばめんを選えらんだのは意味いみがあります。宿場しゅくばの絵えの多おおくは景色けしきや名物めいぶつですが、これは宿場しゅくばそのものの仕事しごとを描えがいています。問屋場といやばの前まえで、荷にを積つみかえる人ひとたち。これが毎日まいにち繰くり返かえされた東海道とうかいどうの日常にちじょう) です。

川崎のところで見みたとおり、この継立つぎたての負担ふたんは宿場しゅくばの人々ひとびとに重おもくのしかかりました。足たりなければ周辺しゅうへんの村むらが助すけます(助郷すけごう)。一いっつの宿場しゅくばの裏うらに、いくつもの村むらの労働ろうどうがあった。

考えてみよう

  • 問一リレー方式ほうしきが速はやい理由りゆうを、図ずにかいて説明せつめいしてみましょう。
  • 問二いまの宅配便たくはいびんの仕組しくみと比くらべてみましょう。
  • 問三荷物にもつを運はこぶ人ひとの苦労くろうを、三みっつ想像そうぞうしてみましょう。

答えはひとつではありません。声に出して、外に出て、確かめながらどうぞ。

豆知識——宿駅制度しゅくえきせいどは、幕府ばくふの公用こうようの荷にを運はこぶために作つくられた仕組しくみでした。旅人たびびとのためではなく、行政ぎょうせいのための道みちだった——そこから旅たびの文化ぶんかが育そだっていったのです。
原文について
この記事が扱っている『東海道五十三次』は、江戸時代の五街道のひとつ。宿場や道中の様子は、当時の道中記や名所図会に記録されています。
原本(江戸期などの版本)は、国立公文書館 デジタルアーカイブ『東海道名所図会』で画像を見られます。
このページの現代語訳・解説・設問は、株式会社士心が作成したものです。特定の校訂本にもとづくものではありません。 表記や区切り方は、読みやすさのために整えています。原文にあたるときは、上の所蔵先でお確かめください。

メールだけで無料登録

  • 答えのページ・読みの一覧が開ける
  • 音声・ゲームで練習できる
  • メールアドレスだけ・パスワードなし
無料で登録する →

LINE で新しい学びを受け取る

スマートフォンの LINE で読み取ると、友だちに追加できます。

LINE で友だち追加
LINE 友だち追加の QR コード(CCN)