📌 このページでわかること
- 書き初めに用意するもの
- お手本の見方(線の太さと字のあいだ)
- 新聞紙で字配りを決める方法
- 筆の持ち方と、線に力を出す書き方
- 名前の入れ方と仕上げ方
- よくある質問への答え
書き初めとは
書き初めは、年が明けてから初めて筆をとり、字を書く行事です。学校の宿題として出されることも多く、冬休みの課題の定番になっています。
由来と、いろは歌とのつながりについては、こころのこもった一文字——書き初めのページでくわしく扱っています。ここでは書き方そのものを、手順に沿って見ていきます。
用意するもの
- 筆(太筆・細筆)
- 墨または墨汁
- 硯(すずり)
- 下敷き(書き初め用の長いもの)
- 文鎮(ぶんちん)
- 学校から配られた書き初め用紙
- 練習用の新聞紙
- 手をふく雑巾
下敷きと文鎮は、紙が動かないようにするための道具です。紙が動くと、線は必ず曲がります。ここを整えるだけで仕上がりが変わります。
ステップ1:お手本と用紙を確かめる
はじめに、学校から配られたお手本と用紙を机に並べます。書く言葉と文字数は学校が決めているので、まずそこを確かめます。お手本は「字の形」だけでなく、線の太さと字と字のあいだを見ておくと、あとの仕上がりが変わります。
ステップ2:新聞紙で字配りを決める
いきなり本番の紙に書かず、新聞紙を用紙と同じ大きさに折って練習します。用紙を縦に人数分(文字数ぶん)に折って、折り目を目印にすると、一文字目が大きすぎて最後の字が入らないということが起きません。名前を書く場所も、このときに空けておきます。
ステップ3:姿勢と筆の持ち方を整える
床に置いて書くときは、背すじを伸ばし、紙の正面に体を置きます。筆は親指・人さし指・中指で軽くはさみ、手首ではなくひじから動かすと、長い線がまっすぐ引けます。墨は筆の根もとまで含ませてから、筆先を硯のふちで整えます。
ステップ4:一文字ずつ、息を止めずに書く
書き始めたら、途中で止まらずに一文字を書ききります。線の始まりで筆を紙にしっかり置き、終わりで静かに上げる。この二つだけで、線に力が出ます。かすれてきたら、その文字を書ききってから墨をつけます。
ステップ5:名前を入れて仕上げる
名前は本文より小さく、細く書きます。本文と同じ太さで書くと、名前のほうが目立ってしまいます。書き終えたら紙を平らなところに広げ、墨が乾くまで動かしません。
太く、堂々と見せるコツ
- 線の始まりで、筆をしっかり紙に置く
- 一画を書ききるまで、筆の速さを変えない
- 字と字のあいだを、字そのものより狭くしない
- 紙の上下に、少し余白を残す
字の上手さより、一本の線を最後まで引ききること。これが書き初めでいちばん効きます。
よくある質問
Q. 字が曲がってしまいます。
A. 多くの場合、原因は手首だけで書いていることです。ひじから腕全体を動かすと、線はまっすぐになります。新聞紙の折り目を中心線の目印にして、その線の上を通すつもりで書くと安定します。
Q. 墨がかすれます。
A. 筆の先だけに墨をつけていると、二画目でかすれます。筆の根もとまで墨を含ませ、硯のふちで筆先を整えてから書きます。太い字ほど、思っているより多くの墨が要ります。
Q. 何枚くらい書けばよいですか。
A. 枚数より、書くたびに一つだけ直すところを決めるほうが上達します。「今回は一文字目を小さめに」「今回は名前を細く」というふうに、直す点を一つに絞ってください。
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