📌 このページでわかること
- 硬筆の書き初めが毛筆とちがうところ
- 鉛筆の選び方(濃さと削り方)
- 姿勢と持ち方の整え方
- 行の中心をそろえる方法
- よくある質問への答え
硬筆は、ごまかしがきかない
毛筆は、線の太さで勢いを出せます。硬筆は線の太さがほぼ一定なので、形のゆがみと、字の大きさのばらつきがそのまま出ます。だから硬筆の書き初めは、勢いではなくそろえることで仕上げます。
小学校では、えんぴつなどを使う書写の指導はどの学年でも行うことになっています。硬筆は毛筆の下の段階ではなく、書写の土台にあたる部分です。
用意するもの
- 鉛筆(2Bなど、やわらかめのもの)を3本
- 消しゴム
- 硬筆用の用紙とお手本
- 下敷き
ステップ1:鉛筆を選んで削る
硬い鉛筆は、線がうすく、紙にあとが残ります。やわらかめの鉛筆を選び、しんは少し太めに削ります。とがりすぎたしんは、細くかすれた線になります。同じ濃さのものを3本用意し、書いている途中で持ちかえられるようにします。
ステップ2:姿勢と持ち方を整える
いすに深くすわり、背をまっすぐにして、紙との間をこぶし一つあけます。鉛筆は、しんの先から2センチほどのところを持ちます。持つ場所が先に近すぎると、書いている字が指でかくれます。かくれると、まっすぐ書けません。
ステップ3:お手本を上ではなく横に置く
お手本を紙の上に置くと、見るたびに首が動き、目の位置が変わります。横に置いてください。横に置くと、お手本の字と自分の字を同じ高さで見くらべられます。
ステップ4:中心の線を意識して書く
硬筆でいちばん目立つのは、行の中心のずれです。書き始める前に、それぞれのマスの中心を、うすく点で打っておきます。字の中心をその点に合わせて書くと、行がまっすぐ通ります。書き終わったら点を消します。
ステップ5:一行書いたら止まって見る
最後まで書ききってから直すのは大変です。一行書いたら手を止め、紙を持ち上げて離して見ます。ここで大きさがそろっているかを確かめ、次の行に生かします。
整って見せるコツ
- ひらがなは、漢字より少し小さく書く
- 横画は、ほんの少し右上がりにそろえる
- 止め・はね・はらいを、最後まで省かない
- 消しゴムを使ったら、下敷きの紙くずを払ってから続ける
よくある質問
Q. 字が右に下がっていきます。
A. 紙が斜めになっていることが多いです。紙の下のふちを、机のふちと平行にしてください。それでも下がるときは、書いている行に定規を横に当てて確かめます。
Q. 何枚くらい書けばよいですか。
A. 一日に何十枚も書くより、3日に分けて5枚ずつのほうが整います。手が疲れると、形がくずれ始めます。
Q. 消した跡が残ってしまいました。
A. 消しゴムを新しくし、こすらず押し当てるように動かします。それでも残るときは、その紙で練習を続け、清書は新しい紙にします。