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宇宙の果てはどうなっているの?

宇宙の道・問い 一

お子さんと保護者の方へ。いっしょに読んで、確かめましょう。

いまのことば

宇宙の果てはどうなっているの?

「宇宙の果て」は、そこから先に宇宙がなくなる境目ではありません。遠くを見るほど昔の光を見ていて、どの方向を見ても138億光年の距離が「見える限りの果て」になる、ということです。
夜空を見上げる子どもに、近い星と遠い銀河から光が届いている図解

遠くを見ることは、昔を見ること

星や銀河が見えるのは、その天体てんたいが出した光が地球に届いたからです。光の速さは秒速約30万キロメートル。とても速いのですが、天体はとても遠くにあるので、光は何年もかけて届きます。

たとえば1万光年こうねんはなれた天体の光は、1万年前にその天体を出て、1万年のあいだ宇宙を飛び続け、いまやっと地球に着いた光です。つまり、いま見ている姿はその天体の1万年前の姿です。

138億光年より先が見えないわけ

私たちの宇宙は、138億年前に生まれたと考えられています。120億光年先の天体を見ると、それは宇宙が生まれてから18億年しかたっていない、宇宙の初めのころの姿です。

では、138億光年より遠くを見ようとするとどうなるでしょう。そこには天体どころか、宇宙そのものがまだなかったので、何も見えません。この意味で、どの方向を見ても138億光年の距離が「宇宙の果て」だといえます。

考えてみよう

  • 問一今夜見える明るい星を1つ選んで、地球からの距離を調べてみましょう。その光は、何年前に星を出た光でしょう。
  • 問二遠い銀河に宇宙人がいたら、その宇宙人にとっての「宇宙の果て」は、どこにあると思いますか。
  • 問三「果て」ということばを、ふだんはどんな意味で使っていますか。宇宙の話とくらべてみましょう。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——本や記事によっては「宇宙の果てまで450億光年」と書かれていることがあります。光が進むあいだにも宇宙が広がっていくので、遠い天体の距離には、いくつかの考え方があるからです。国立天文台の説明の138億光年は、「光が天体を出てから届くまでにかかった時間 × 光の速さ」で考えた距離です。
この記事について
光の速さ、138億年前に宇宙が生まれたと考えられていること、138億光年の意味と、遠い天体の距離の考え方がいくつかあることは、国立天文台「宇宙の果てはどうなっているの?」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
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