十一
宇宙の道・問い 十一
太陽系の惑星はなぜ同じ向きに回るの?
いまのことば
太陽系の惑星はなぜ同じ向きに回るの?
太陽系は、宇宙にあったガスやちりの雲が縮んでできたと考えられています。縮むうちにぶつかり合って反対向きの動きが打ち消され、1つの平面の上を同じ向きに回るようになりました。そこから惑星が生まれたので、惑星はいまも同じ向きに回っています。
ガスとちりの雲が、円盤になる
太陽系の8つの惑星は、太陽のまわりを同じ向きに回っていて、軌道もほぼ同じ平面の中にあります。これは、太陽系のでき方に深く関係すると考えられています。
宇宙には、ガスやちりが集まった暗黒星雲があります。その濃くなった部分が、自分の重力で縮み始めます。はじめはばらばらの向きに動いていたガスやちりも、縮んで密度が高くなるとぶつかり合うようになり、反対向きの動きが打ち消されていきます。
中心は太陽に、まわりは惑星に
動きが平均された結果、ガスやちりは1つの平面の上を、ほとんど円い軌道で、同じ向きに回るようになりました。中心に集まった物質は太陽に育ち、まわりを回っていた物質は集まって惑星などになりました。
その後、太陽が輝きだすと、惑星になりきれなかったガスやちりは太陽系の外へ吹き飛ばされ、いまのような太陽系の姿になったと考えられています。
考えてみよう
- 問一水を入れたコップをかきまぜると、中のごみはどう動くでしょう。回る向きに注目してみましょう。
- 問二「反対向きの動きが打ち消される」とはどういうことか、身近な例で説明してみましょう。
- 問三もし惑星がばらばらの向きに回っていたら、何が起こりそうですか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——太陽系のでき方については、「火星と木星の間に大きな惑星がないのはなぜ?」のページで、小さな天体(微惑星)がくっついて惑星になった話も読めます。