一
宇宙の道・深掘り 一
はやぶさ2は何を持ち帰ったの?
いまのことば
はやぶさ2は何を持ち帰ったの?
「はやぶさ2」は、小惑星リュウグウの表面と地下の物質を採取し、2020年12月6日にオーストラリアの砂漠へカプセルを届けました。持ち帰った量は約5.4グラムで、目標の0.1グラムを大きくこえていました。
2回のタッチダウン
「はやぶさ2」は、2019年2月22日に1回目のタッチダウンをして、リュウグウの表面の物質を採取しました。
そのあと、インパクタという装置を撃ちこんで人工のクレーターをつくり、2019年7月11日の2回目のタッチダウンで、地下の物質も採取しました。
カプセルの帰還と中身
リュウグウをはなれた「はやぶさ2」は、2020年12月6日、南オーストラリアのウーメラ砂漠に、試料を入れた再突入カプセルを届けました。カプセルは着地から5時間後に回収されました。
2020年12月18日、JAXA相模原キャンパスで量を確かめたところ、約5.4グラムありました。これは、初期の分析に必要な量として目標にしていた0.1グラムを大きくこえる量でした。分析では、水酸基や有機物があることを示す結果も出ています。
考えてみよう
- 問一約5.4グラムは、身のまわりの何と同じくらいの重さでしょう。はかりで探してみましょう。
- 問二表面の物質と地下の物質を、両方とりたかったのはなぜだと思いますか。
- 問三遠くはなれた小惑星から物を持ち帰るのに、どんな難しさがありそうですか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——リュウグウの試料は、地球の空気で汚れないように、窒素で満たしたクリーンチャンバの中で、空気にふれさせずに調べられています。JAXAは、太陽系の起源と進化について新しい手がかりをくれるものと期待しています。