三
宇宙の道・深掘り 三
火星と木星の間に大きな惑星がないのはなぜ?
いまのことば
火星と木星の間に大きな惑星がないのはなぜ?
はっきりした原因は、まだわかっていません。考えられているのは、火星と木星の間では最初にできた小さな天体(微惑星)の数が少なく、成長がゆっくりだったこと。そのうちに先に大きく育った木星の強い重力で、微惑星がはげしくぶつかってこわれ、たくさんの小惑星になった、というものです。
惑星は、どうやってできた?
今からおよそ46億年前、太陽のまわりを回る、とても小さな天体「微惑星」が大量にできたと考えられています。
微惑星どうしは、みな同じような向きで円い軌道を回っていたので、ぶつかってもこわれずにくっついていきました。それらが大きく育って、惑星になりました。
火星と木星の間では
いまの小惑星帯のあたりでは、セレス(ケレス)のようにある程度大きく育ったものもありましたが、最初の微惑星の数が十分でなく、成長がゆっくりだったと考えられています。
そのうちに、外側で先に巨大になった木星が、強い重力で微惑星の軌道に大きな影響をあたえるようになりました。そのため微惑星ははげしくぶつかり、こわれて、たくさんの小惑星ができたと考えられています。小惑星がいびつな形をしていたり、表面にクレーターが多かったりするのは、そのなごりかもしれません。
考えてみよう
- 問一粘土の小さな玉を、そっと合わせたときと、強くぶつけたときで、どうちがうかためしてみましょう。
- 問二「まだわかっていない」ことが、科学にとってなぜ大切なのでしょう。
- 問三もし火星と木星の間に大きな惑星があったら、太陽系はどうなっていたと思いますか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——国立天文台は、小惑星だけでなく、惑星のでき方にもまだまだわかっていない部分がたくさんある、と説明しています。