ブラックホールはどうやって撮ったの?

撮影したイベント・ホライズン・テレスコープは、超長基線電波干渉計(VLBI)というしくみを使っています。世界中に散らばった望遠鏡を同期させ、地球の自転を利用することで、地球サイズの望遠鏡をつくるのです。
望遠鏡はハワイやメキシコの火山、アリゾナやスペインの山々、チリのアタカマ砂漠、そして南極に置かれています。どれも観測にはよい場所ですが、人間にはきびしい環境です。
それぞれの望遠鏡は、電線でつながっているわけではありません。非常に精密な原子時計によって、データが正確に同期されています。観測は2017年4月に行われ、波長1.3ミリメートルの電波をとらえました。
望遠鏡は1日に350テラバイトもの膨大なデータを生み、ハードディスクにためられました。そのデータをドイツとアメリカのスーパーコンピュータで処理し、研究者が自分たちで作ったソフトウェアで画像にしました。日本と台湾・韓国・北米・欧州が共同で運用するアルマ望遠鏡は、観測に参加した望遠鏡の中でもっとも感度が高く、大きく貢献しました。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。