ブラックホールって何?写真はあるの?

ブラックホールは、重力が大きすぎて、光でさえも逃げだしてくることができない天体です。光が出てこないので真っ黒に見え、「黒い穴」という意味の名前がつきました。莫大な質量をもつのに非常にコンパクトで、そのまわりでは時空がゆがみ、まわりの物質は激しく熱くなります。
光も、ある距離より近づくと、ブラックホールの重力にとらえられ、まわりを回りながら、やがて吸いこまれてしまいます。まわりに輝くガスのような明るいものがあれば、ブラックホールは「影」のように暗く見えるはずだと、アインシュタインの一般相対性理論から考えられていました。
撮影したのは「イベント・ホライズン・テレスコープ」という国際協力プロジェクトです。チリ、スペイン、アメリカのハワイ、メキシコなど、世界の8つの電波望遠鏡をつなぎ、地球の自転も利用して、地球サイズの望遠鏡と同じはたらきをさせました。
写されたのは、おとめ座銀河団の銀河M87の中心にあるブラックホールです。地球から5500万光年はなれていて、質量は太陽の65億倍もあります。明るいリングの中に暗い部分が写っていて、これがブラックホールシャドウです。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。