宇宙ではお風呂やトイレはどうするの?

無重力の状態では、水が流れません。地上のように蛇口の下に手を出して洗うことができないので、宇宙用の洗面台はありません。手や顔の汚れは、ぬれタオルでふき取ります。
シャンプーは、泡がまわりに飛び散らないように、泡の出にくいドライシャンプーを使います。洗ったあとは、乾いたタオルでふき取っておしまいです。
1974年のスカイラブ計画では、直径90センチの筒のようなシャワールームで、シャワーを浴びることができました。ロシアの宇宙ステーション「ミール」にもシャワーがありましたが、水滴のふき取りに時間がかかりすぎて、だんだん使われなくなり、物置きになっていたそうです。こうした経験から、ISSにはシャワーを置いていません。
ISSには、ロシアとアメリカのトイレが1台ずつあります。どちらも、ファンを回して、空気の流れで吸いこむしくみです。
大便は、小さな穴がたくさんあいた袋を便器につけて受け止め、袋の口が自動で閉まります。袋はアルミ製のタンクに入れ、3人のクルーなら、タンクは1週間に1回くらい取りかえます。尿は、掃除機のホースのようなもので吸い取り、タンクにためます。
ゴミを積んだ補給船は、ISSからはなれたあと、大気圏に突入して燃やされます。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。