📖 基本ガイド / 題名の決め方

読書感想文の題名のつけ方|小学生・中学生が使いやすい決め方

👤 小学生・中学生・保護者
📂 基本ガイド
📌 このページでわかること

題名で止まるのは、最後に回すからです

題名は、原稿用紙のいちばん最初に書く欄です。
そのため「まず題名から」と考えて、書き始める前に止まってしまう子が多くいます。

題名は、最後に決めてかまいません。
本文を書き終えてから、自分が何を一番書きたかったのかを見て決めるほうが、ずっと決めやすくなります。

型1:心に残った一文を、そのまま題名にする

いちばん使いやすい決め方です。本文に書いた言葉から選びます。

例:

こわくても、一歩前へ

「だいじょうぶ」と言えた日

わたしがつくった、はじめての約束

型2:自分の変化を題名にする

読む前と読んだ後で考えが変わったなら、その変化を短く言い切ります。

例:

強いとは、こわくないことではなかった

わたしは、待つことをおぼえた

負けることを、こわがらなくなった

型3:主人公へのことばを題名にする

主人公に呼びかける形にすると、自分だけの題名になります。

例:

主人公へ、あの日のことをありがとう

きみは、ひとりじゃなかった

もし会えたら、わたしはこう言います

型4:問いを題名にする

本文で考えたことを、そのまま問いの形にします。高学年と中学生に向いています。

例:

本当のやさしさとは、何だろう

なぜ、あの人は黙っていたのか

わたしなら、同じ選択ができるだろうか

型5:本の題名に、自分の言葉を足す

本の題名だけでは自分らしさが出ません。あとに自分の言葉を足します。

例:

『走れメロス』と、わたしの約束

『ごんぎつね』を読んで気づいた、伝えることの難しさ

この本が教えてくれた、待つ時間の意味

学年別の題名の例

小学1・2年生

ともだちって、すごい

わたしのだいすきなばめん

小学3・4年生

あきらめないって、こういうことだった

小学5・6年生

読む前のわたしに、教えてあげたいこと

中学生

答えの出ない問いを、持ち続けるということ

題名は字数に数えません

青少年読書感想文全国コンクールの応募要項には、字数についてこう書かれています。

題名、学校名、氏名は字数に数えません。

つまり、題名を長くしても本文の字数は減りません。
「字数がもったいないから短くしよう」と考える必要はありません。

同じ要項には、本文の字数も部ごとに決められています。

句読点はそれぞれ1字に数え、改行のための空白か所も字数に数えます。
数えるのは本文だけなので、題名で迷って本文が書けなくなるほうが、もったいないことになります。

避けたい題名

次のような題名は、間違いではありませんが、中身が伝わりにくくなります。

読書感想文

『〇〇』を読んで

感想

どれも、どの本を読んだ誰が書いても同じになる題名です。
本文に一度でも書いた自分の言葉を入れるだけで、題名は変わります。

本文から題名へつなげる

題名は、本文の中から探します。新しく考える必要はありません。

例:

(本文)その場面では、主人公は自分もこわいはずなのに、友達を助けるために一歩前に出ました。

(本文)だから私もこれからは、こわくても自分の言葉で伝えてみようと思います。

(題名)こわくても、一歩前へ

本文を読み返して、いちばん強く書けている一行を探します。
その一行を短くしたものが、そのまま題名になります。

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— CCN 寺子屋より

読書感想文は、文章の上手さを
競う宿題ではありません。

本を読んで心が動いたことを見つけ、自分の経験や考えとつなげ、自分の言葉で表現する練習です。

CCN 寺子屋では、読書感想文を通して、子どもたちの 考える力・言葉にする力・伝える力 を育てることを大切にしています。完成した文章の上手さよりも、考えた過程を大切にしてあげてください。

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