- 題名で止まる理由
- 使いやすい題名のつけ方
- 学年別の題名の例
- 題名は字数に数えないという決まり
- 避けたい題名
題名で止まるのは、最後に回すからです
題名は、原稿用紙のいちばん最初に書く欄です。
そのため「まず題名から」と考えて、書き始める前に止まってしまう子が多くいます。
題名は、最後に決めてかまいません。
本文を書き終えてから、自分が何を一番書きたかったのかを見て決めるほうが、ずっと決めやすくなります。
型1:心に残った一文を、そのまま題名にする
いちばん使いやすい決め方です。本文に書いた言葉から選びます。
例:
こわくても、一歩前へ
「だいじょうぶ」と言えた日
わたしがつくった、はじめての約束
型2:自分の変化を題名にする
読む前と読んだ後で考えが変わったなら、その変化を短く言い切ります。
例:
強いとは、こわくないことではなかった
わたしは、待つことをおぼえた
負けることを、こわがらなくなった
型3:主人公へのことばを題名にする
主人公に呼びかける形にすると、自分だけの題名になります。
例:
主人公へ、あの日のことをありがとう
きみは、ひとりじゃなかった
もし会えたら、わたしはこう言います
型4:問いを題名にする
本文で考えたことを、そのまま問いの形にします。高学年と中学生に向いています。
例:
本当のやさしさとは、何だろう
なぜ、あの人は黙っていたのか
わたしなら、同じ選択ができるだろうか
型5:本の題名に、自分の言葉を足す
本の題名だけでは自分らしさが出ません。あとに自分の言葉を足します。
例:
『走れメロス』と、わたしの約束
『ごんぎつね』を読んで気づいた、伝えることの難しさ
この本が教えてくれた、待つ時間の意味
学年別の題名の例
小学1・2年生
ともだちって、すごい
わたしのだいすきなばめん
小学3・4年生
あきらめないって、こういうことだった
小学5・6年生
読む前のわたしに、教えてあげたいこと
中学生
答えの出ない問いを、持ち続けるということ
題名は字数に数えません
青少年読書感想文全国コンクールの応募要項には、字数についてこう書かれています。
題名、学校名、氏名は字数に数えません。
つまり、題名を長くしても本文の字数は減りません。
「字数がもったいないから短くしよう」と考える必要はありません。
同じ要項には、本文の字数も部ごとに決められています。
- 小学校低学年の部(1・2年生)……本文 800字以内
- 小学校中学年の部(3・4年生)……本文 1,200字以内
- 小学校高学年の部(5・6年生)……本文 1,200字以内
- 中学校の部……本文 2,000字以内
句読点はそれぞれ1字に数え、改行のための空白か所も字数に数えます。
数えるのは本文だけなので、題名で迷って本文が書けなくなるほうが、もったいないことになります。
避けたい題名
次のような題名は、間違いではありませんが、中身が伝わりにくくなります。
読書感想文
『〇〇』を読んで
感想
どれも、どの本を読んだ誰が書いても同じになる題名です。
本文に一度でも書いた自分の言葉を入れるだけで、題名は変わります。
本文から題名へつなげる
題名は、本文の中から探します。新しく考える必要はありません。
例:
(本文)その場面では、主人公は自分もこわいはずなのに、友達を助けるために一歩前に出ました。
(本文)だから私もこれからは、こわくても自分の言葉で伝えてみようと思います。
(題名)こわくても、一歩前へ
本文を読み返して、いちばん強く書けている一行を探します。
その一行を短くしたものが、そのまま題名になります。