📝 WORKSHEET

読書感想文、
するすると書ける9つのSTEP。

いきなり原稿用紙を前にしても止まらない。本選びから下書きまで、9つの STEP で「自分の言葉」を引き出すワークシートです。各 STEP を順に書けば、自然と読書感想文の構成が完成します。

👤 小学高学年〜中学生 ⏱️ 60〜90分(本を読んだ後) 📚 自由研究・夏休み宿題 🖨️ 印刷OK
— このワークシートでわかること

💡 「いきなり原稿用紙」だから、書けなくなる

読書感想文が書けないのは、才能や本の選び方の問題ではありません。「いきなり完成形を書こうとするから」です。プロの作家でも、いきなり清書はできません。まずは「メモ → 構成 → 下書き → 清書」の順に進めば、自然と書けるようになります。このワークシートは、その「メモ → 構成 → 下書き」までを9つの STEP に分けたものです。

STEP 1-2 本の情報と「選んだ理由」を整理
STEP 3-6 場面・気持ち・経験・学びをメモ
STEP 7-9 構成 → 下書き → 振り返り
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1
読んだ本の情報を書こう
💡 まずはウォーミングアップ。読んだ本の情報を整理しよう。タイトル・著者・発行年は表紙や奥付(おくづけ)に書いてあるよ。
タイトル
著者
出版社
発行年
ジャンル
あらすじ(1〜2行)
2
なぜこの本を選んだ?
💡 「先生に勧められたから」「家にあったから」でも OK。正直に書くのが大切。あとで「意外な発見があった」とつなげると、感想文が深くなる。
💡 例

「タイトルが気になったから」「アニメ映画で見たことがあって、本ならどう書いてあるか知りたかったから」「夏休みに家族で旅行に行く飛行機の中で読めると思ったから」

3
心に残った場面を「3つ」書き出そう
💡 全部の場面を書こうとしなくていい。「一番心が動いた場面」を 3 つ選んで、ページ数も一緒にメモしよう。
場面 #1 ページ
📖 どんな場面?(誰が・何をした・何が起きた)
場面 #2 ページ
📖 どんな場面?
場面 #3 ページ
📖 どんな場面?
4
その時、自分はどう思った?(気持ちを言葉に)
💡 「すごい」「いい」「悲しい」だけだと、伝わりにくい。下のヒント語から、しっくりくるものを選んだり組み合わせたりしよう。
うれしかった びっくりした 悲しかった むずかしかった じーんと来た 怒りを感じた なぜだろうと思った 分かるなあと思った こわかった なつかしかった 許せないと思った 勇気をもらった ホッとした 心が動いた 気づかされた
5
自分の経験とつながることはある?
💡 ここが感想文を「自分のもの」にする一番のポイント。本の中の出来事と、自分の経験(学校・家族・友達・習い事 など)をつなげよう。
📌 例:本の場面 ⇆ 自分の経験

本の中で「王子さまがキツネに大切なものは目に見えないと教わった場面」を読んで、私は「おばあちゃんが入院した時、毎日電話で話していたら声だけで元気がわかるようになったこと」を思い出しました。

6
この本から学んだこと・これからしてみたいこと
💡 「学んだこと」を抽象的に書きすぎないコツは、「これから具体的に何をしたいか」もセットで書くこと。
🌱 この本から学んだこと
🚀 これからしてみたいこと
7
読書感想文の「構成」を組み立てよう(4ブロック)
💡 ここまでに書いたメモを、4ブロックに振り分けるだけで読書感想文の骨組みができる。下書き不要・このまま原稿用紙に書いていけば完成
① はじめに
本のタイトル・選んだ理由(STEP 2 を使う)。200〜400 字。
② 心に残った場面
心に残った場面 1〜3 と、その時の気持ち(STEP 3・4 を使う)。400〜800 字。
③ 自分の経験とつながる
自分の体験との橋渡し(STEP 5 を使う)。本の「外」とつながる、感想文で一番大切な部分。300〜600 字。
④ これから・まとめ
学んだこと・これからしてみたいこと(STEP 6 を使う)。200〜400 字。
📏 字数の目安

小学生(400字×3枚 = 1,200字):①200 → ②500 → ③300 → ④200
中学生(400字×5枚 = 2,000字):①400 → ②800 → ③500 → ④300

8
下書き → 清書 → 提出前チェック
💡 STEP 7 の4ブロックを順につなげて原稿用紙に書こう。書き終わったら下のチェックリストで確認!
9
ふりかえり・シェア
🌱 書き終わってみて、最初の自分とどう変わった?
🌱 また読書感想文を書くなら、どこを変えたい?
✨ ここまで体験して、いいな!と思ったら

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👨‍🏫 保護者・先生・寺子屋オーナーへ — このシートの使い方

📚 ねらい(学習指導要領との関連)

「総合的な学習の時間」「国語(書くこと)」「特別活動」での活用を想定。狙いは:

  • 「いきなり書く」から「メモ → 構成 → 下書き」というプロセスで書く力を育てる
  • 自分の経験と本を「つなぐ」思考力を育てる(感想文で最も重要なスキル)
  • 感情を言語化する語彙力を増やす
  • 書く前の「準備の量」と「書きやすさ」の関係を体感する
💬 声かけ例(つまずいた子へ)
  • 「選んだ理由が思い浮かばない」→「正直でいいよ。『家にあったから』も立派な理由」
  • 「心に残った場面が出てこない」→「読みながらドキドキした場面・止まった場面はあった?」
  • 「気持ちが『すごい』しか出てこない」→ STEP 4 の感情語チップから選ばせる
  • 「自分の経験とつなげられない」→「逆に、自分の経験から本のどの場面を思い出した?」
  • 「書けない・進まない」→ STEP 1〜6 を別の日に分けてやらせると一気に進む
🎯 評価のポイント(文字数より大切なこと)
  • 「あらすじ」ではなく「自分の言葉」が書かれているか
  • 本の場面と自分の経験が「橋渡し」されているか(STEP 5)
  • 感情が具体的に表現されているか(「すごい」で終わっていないか)
  • これから何をしたいか・どう変わりたいかが書かれているか
  • 文字数や構成の「正しさ」よりも、「自分らしさ」を評価する
📝 ありがちな間違いと対処
  • あらすじだけになる → STEP 5 の自分の経験とのつながりを必ず1段落入れさせる
  • 「いい本でした」で終わる → STEP 6 の「これからしてみたいこと」を具体的に書かせる
  • 場面を全部書こうとする → STEP 3 で3つに絞ることを徹底する
  • 感情語のバリエーションがない → STEP 4 のヒント語を活用させる
🚀 発展課題(書けるようになった子へ)
  • 同じ本で「もし主人公が自分だったら」という視点で書き直す
  • 異なるジャンル(小説・伝記・科学読み物)でも同じプロセスで書く
  • 家族・友達と「同じ本」を読んで感想を比べる
  • 3 冊読んで「共通テーマ」で書く読書感想文に挑戦する
🏮 CCN 寺子屋の読書感想文への考え方

CCN 寺子屋では、読書感想文を「型に当てはめる作業」ではなく、「本との対話を通じて、自分の言葉を見つける機会」と捉えています。「上手な感想文」を目指すよりも、「自分の経験と本がどうつながったか」を大切にしてください。たとえ拙くても、自分の言葉で書かれた感想文は、AI には生み出せない子ども自身の宝物になります。

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