CCN 寺子屋
音楽の間へ戻る

音楽の間・一

「ふるさと」は、大正3年(1914年)に学校の唱歌の教科書に入った歌です。ことばを書いたのは高野辰之、曲をつけたのは岡野貞一。百年あまり、学校や家で歌いつがれてきました。

いまのことば

「ふるさと」とは?

遠くで暮らす人が、生まれ育った山や川、
家族や友だちを思い出す歌。

歌のなりたち

ことばを書いた高野辰之は1876年に長野県で生まれ、1947年に亡くなりました。曲をつけた岡野貞一は1878年に鳥取県で生まれ、1941年に亡くなりました。

「ふるさと」が教科書に入ったのは大正3年(1914年)。国立国会図書館の資料では「文部省唱歌」として紹介されています。

歌や詩には、作った人の権利(著作権)があります。日本では、1967年までに亡くなった人の作品は、その権利の期間が終わっています。二人とも1967年より前に亡くなっているので、「ふるさと」のことばと曲は、だれでも自由に歌い、書き写すことができます。

歌詞(故郷・原本のとおり)

一、うさぎ追ひしかの山、小鮒こぶな釣りしかの川、
夢は今もめぐりて、忘れがたき故郷ふるさと

二、如何いかにいます父母ちちははつつがなしや友がき、
雨に風につけても、思ひいづる故郷ふるさと

三、こゝろざしをはたして、いつの日にかかへらん、
山はあをき故郷ふるさと。水は清き故郷ふるさと

出典:文部省『尋常小學唱歌』第六學年用(1914年)「五、故郷」本文15ページ(国立教育政策研究所 近代教科書デジタルアーカイブで原本を確かめました)。

考えてみよう

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

文化祭に出してみよう

好きな唱歌を一つ選び、いつ・だれが作ったのかを調べて、一枚の紙にまとめてみましょう。CCNこども文化祭の出し物になります。

この記事について
年や人についての事実は、次の資料で確かめました。
国立教育政策研究所 近代教科書デジタルアーカイブ『尋常小學唱歌』第六學年用
国立国会図書館 レファレンス協同データベース「故郷」の作詞者・作曲者の出身地
同「ふるさと」の歌詞についての解説(教科書に入った年)
Web NDL Authorities「岡野, 貞一, 1878-1941」
文化庁「著作物等の保護期間の延長に関するQ&A」
本文は株式会社士心が作成したものです。
音楽の間の目次へ次へ