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小6・国語・事実・意見と資料の活用

なぜ調査の範囲はんいも一緒いっしょに話すの?

小6国語で、事実と意見を区別し、資料を使って考えを伝える方法を学びます。通学路を題材にした架空かくうの観察と聞き取りから、調査の範囲はんいと提案の理由を示します。資料の見せ方と朗読を試し、三つの練習で説明を作ります。

こたえ

いつ、どこで、誰だれについて調べたかを示すと、聞く人が記録の意味と提案の根拠こんきょを確かめられるからです。観察、聞き取り、感想、意見を分けて話を組みます。

表でみる

事実・意見と資料の活用を整理する
見るところ内容や働き
観察交差点Aである一日の朝に12人を記録
聞き取り協力した5人のうち3人が目印を希望
感想書き手が道順を確認しやすいと感じる
提案案内の目印を先生と相談する

わけを考えよう

架空かくうの観察と聞き取りを読む

学習内容を整理すると、話の構成を考えるときは、事実と感想、意見を区別し、関係付けて、自分の立場や結論を明らかにします。資料は説明を補ったり、伝えたいことを強調したりするために使います。音読は内容や表現を理解して伝えることに重点があり、朗読は自分の思いや考えが伝わるよう表現を高めて読みます。以下で「自作」「架空かくう」と示す場面・数値や活動の提案は、この教材の例です。原文引用は、それぞれの出典にある言葉として読みます。自作の調査資料を使って、通学路の案内を相談する話を考えます。資料A「交差点Aで、ある一日の午前七時四十分から八時までに通った子ども十二人のうち、四人が道順の案内を見るために足を止めた」。資料B「聞き取りに協力した五人のうち、三人が案内の近くに目印があると場所を見付けやすいと話した」。資料C「案内を作る場所と内容は先生に相談して決める」とします。場所、人数、時刻は文章練習用の架空かくうの条件です。話す目的は、案内の場所を見付けやすくする工夫を相談することです。まず観察と聞き取りを別の欄らんに書き、何を直接見たか、誰だれから何を聞いたかを押おさえましょう。記録を使う前に、調べた対象、場所、時間、人数をまとめると、材料が示す範囲はんいを相手と共有できます。提案する人自身が感じたことは、記録の欄らんと分けて置きます。

校庭の花壇の前で、子どもが観察し、もう1人が無地のメモに鉛筆で書いている。

範囲はんいを付けて事実を述べる

資料Aを話すときは「ある一日の朝、交差点Aで記録した十二人のうち四人が、案内を見るために足を止めました」と述べられます。観察した範囲はんいが文に入っています。資料Bなら「協力した五人に尋たずねると、三人が目印を希望しました」と言えます。これは協力した人の回答を述べています。聞いた人の希望と、自分が目印を役立つと考えたことを分けて説明します。表にするときも、題へ「ある一日の観察」「五人への聞き取り」と示し、数とともに対象と調べ方を残しましょう。四人と三人は、別の資料の別の対象を数えています。それぞれ何を数えたかが分かるように項目こうもく名を付けます。二つの値を説明するときは、観察と聞き取りがそれぞれ案内のどの部分を考える手掛てがかりになるかを述べると、資料の役割が明確になります。

資料から提案へつなぐ

自分の感想は「私は案内の場所を見付けやすくすると、道順を確認しやすいと感じました」と表せます。提案は「案内のそばに目印を置く工夫を先生と相談したいです」と表せます。観察は案内を見て足を止める場面、聞き取りは目印を希望する声を示しています。この二つから、案内を見付ける工夫へ考えを進めた道筋を説明できます。資料Cも使い、相談して場所や内容を決める順序を示します。話の構成は「相談したい案→観察→聞き取り→自分の考え→相談すること」と作れます。資料の事実を使った部分には「記録しました」「話しました」、自分の考えには「感じました」「提案します」といった文末を選びます。聞き手は、何が資料にある内容で、どこから話し手の考えかをたどれます。次に確かめたいこととして、別の日にも同じ場所を観察する計画を加える方法もあります。

資料を示して声に出す

発表で観察の表を示すなら、「この表の人数の欄らんを見てください」と、読む場所を伝えます。「十二人のうち四人」の部分は、対象の人数と足を止めた人数を組にして話すと意味が届きます。聞き取りへ移る前には少し間を置き、「次は、五人への聞き取りです」と資料を切り替かえます。これは自分の考えを伝えるための音読や朗読の工夫として試せます。原稿げんこうを声に出して読み、聞いた友達に、何の数か、誰だれの意見かを説明してもらいましょう。資料を見せる時間や、指す項目こうもく、話す順番を調整できます。最後に「調査の範囲はんいを示した」「二つの資料の役割を分けた」「先生と相談する提案へ結んだ」と振ふり返ります。実際に調査する活動では、相談して決めた方法と、自分で得た記録を使い、今回の架空かくうの数とは分けて文章を作ります。 文部科学省 小学校学習指導要領 国語 第5学年及および第6学年には「事実と感想,意見とを区別するなど,」とあります。

もっと知りたい人へ

中学校で根拠こんきょを基に意見を述べるときは、調査の方法や対象も説明する手掛てがかりになります。数を示す資料と、人の言葉を示す資料を組み合わせると、提案の理由を複数の面から考えられます。この学びを、中学校の事実と意見の関係に注意して話を構成する学習から、高校の「現代の国語」で資料を効果的に用いて話す学習へつなぐ見通しが立てられます(対応する学習事項じこうを踏ふまえた、この教材の編集上の見通し)。

やってみよう

問題1

観察資料Aの調査の範囲はんいとして、場所と時間を答えましょう。

こたえを見る

交差点Aで、ある一日の午前七時四十分から八時まで。

観察した人数に加え、場所と時刻も説明に含ふくめます。

問題2

資料Bの三人は、どの集まりの中の三人ですか。

こたえを見る

聞き取りに協力した五人の中の三人。

対象の人数と回答した人数を組にします。

問題3

資料を受けた自分の提案を、「相談したい」を使って一文で書きましょう。

こたえを見る

例:案内のそばへ目印を置く工夫を先生と相談したい。

資料にある記録と、これから行う提案を分けて示します。

よくある質問

資料と考えをどう確かめる?

材料の場所と、自分が選んだ理由を組にして説明し、本文へ戻もどって確かめます。

出典

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