なぜ漢字は文の中で使い方を確かめるの?

小5国語で、漢字と仮名を文の中で使い、送り仮名や仮名遣いを確かめる方法を学びます。自作の校内計画の文を使い、資料、条件、確かめるなどの語を前後の文と結び付けます。三つの練習で意味と表記を一緒に確かめます。
こたえ
文の中で確かめると、漢字の形と読みだけでなく、その語が伝える意味や働きもつかめるからです。前後の内容を読み、漢字と仮名を組み合わせて伝わる文を作ります。
表でみる
| 自作の文に使う語 | 文の中で表すこと |
|---|---|
| 資料 | 判断の手掛かりになる記録や説明 |
| 条件 | 計画を考えるときに満たすこと |
| 確かめる | 内容や様子を見て確認する動き |
| 比べる | 共通する観点で違いや共通点を見る動き |
わけを考えよう
字と語と文をつなげる
学習内容を整理すると、漢字と仮名は、文章の読みやすさや意味の通りやすさを考えて使い分け、送り仮名や仮名遣いにも注意します。漢字は読む練習とともに、語として文や文章に使う練習を重ねます。以下で「自作」「架空」と示す場面・数値や活動の提案は、この教材の例です。原文引用は、それぞれの出典にある言葉として読みます。漢字を覚えるときは、形を書き、読み、語を作り、文で使うというつながりを考えます。ここでは「展示の計画を考えるため、資料を集めた。使える紙の大きさを条件として、配置を比べた」という自作の文を読みます。「資料」は集めるもの、「条件」は計画の中で確かめることとして使われています。前後の文が、語の意味をつかむ手掛かりです。 「資料」を何度か書いた後は、どんな資料を集めたのかを具体的に説明します。この場面なら、展示する内容のメモや、使える場所の見取図などを考えられます。「条件」なら、使える紙の大きさや準備の時間を挙げられます。漢字の形を学ぶ練習と、語が表すことを説明する練習を組み合わせると、自分の文に使う準備になります。

前後を読んで語を選ぶ
「展示の配置を考えるため、紙の大きさという条件を確かめた」と書くと、何を確かめたかが具体的です。「条件を集めた」と書く場合には、使える紙や場所、時間などを調べて整理したという意味が考えられます。似た場面でも、後に置く動きの言葉によって伝わる内容が変わります。文全体を読んで、何をしたかを自分の言葉で説明しましょう。 次に「集めた資料を比べた」を詳しくします。「二つの配置案を、見出しの探しやすさで比べた」と書けば、比べたものと観点が分かります。漢字の語を増やす学習は、短い言葉で内容を示す学習にもつながります。新しく学んだ語を使ったら、その語が指す具体的なものや動きを説明し、文章の目的に合っているかを読み返します。
漢字と仮名の組合せを見る
「確かめる」は「確」という漢字に「かめる」を添えた形です。「比べる」は「比」に「べる」を添えます。文では「確かめた」「比べよう」のように、後の仮名が文の言い方に合わせて変わります。送り仮名を含む語全体を見ると、読み方と文の中の動きを一緒に捉えられます。元の形と、文で使った形を並べて確かめましょう。 漢字と仮名を使い分けるときは、読む相手と文の内容も考えます。学んだ漢字を語のまとまりとして使い、助詞などの仮名で関係を示します。「資料を集め、条件を確かめた」なら、「を」が何を対象にした動きかを示します。漢字だけへ注意を向ける方法と合わせて、仮名が語と語をどうつないでいるかも読みます。
仮名遣いを文に戻して読む
仮名遣いを確かめる練習として、「計画について話し合おう」を声に出します。「話し合う」を、呼び掛けの「話し合おう」にした形です。音を聞いた印象に加え、語の元の形と文の働きを考え、辞書で確かめます。別の文「条件を確かめよう」と並べれば、相手へ呼び掛ける言い方として、何をするかが伝わります。 書いた文を読むときは、漢字の読み、送り仮名、仮名遣いを順に確かめます。次に、文が表す場面を説明します。「何を集めたか」「どんな条件か」「何を比べたか」に答えられると、語を内容と結び付けられています。迷う表記は、辞書の見出しと用例を見て、自分の文と同じ使い方かを確かめ、直した理由を短く書き留めます。
習った漢字を自分の文章に生かす
自分の学校生活から一つの計画を選び、材料を集める文、条件を確かめる文、二つの案を比べる文を作ります。たとえば、展示や係の仕事の計画が使えます。まず内容を考え、使う語を選び、習った漢字と仮名を組み合わせます。書いた後は声に出し、文のつながりと意味が伝わるかを確かめましょう。 練習の記録には、覚えた字とともに、「使った語」「自分の文」「意味を説明した言葉」を残せます。「条件/使える時間を条件として計画した/計画で満たすこと」のように並べます。別の場面で同じ語を使った文も作ると、語の使い方を比べられます。読む練習と書く練習を、自分が伝えたい内容の中で結び付けて続けられます。 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示) 第5学年及び第6学年 国語には「文や文章の中で使うこと。」とあります。
もっと知りたい人へ
漢字の配当は学年ごとに示されており、このページでは小5向けの語を文脈で使い、学年の漢字一覧は別の資料で確かめます。語の使い方を確かめる習慣は、説明文を読んで意味を考えたり、自分の提案文を直したりする場面へつながるので、辞書の用例と自分の文を比べてみましょう。この学びを、中学校の語句の意味と文脈の関係を確かめる学習から、高校の「現代の国語」で漢字や語句を文や文章に使う学習へつなぐ見通しが立てられます(対応する学習事項を踏まえた、この教材の編集上の見通し)。
やってみよう
問題1
「展示の計画を考えるため、資料を集めた」の「資料」は、どんなものを指しますか。この場面に合う例を一つ書きましょう。
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例:展示する内容のメモ。
判断の手掛かりになる記録や説明を、場面に合わせて挙げます。
問題2
「確かめる」「比べる」の送り仮名を書きましょう。
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「かめる」と「べる」。
漢字の後に添える仮名を、語全体の中で確かめます。
問題3
資料と条件の二語を使い、展示の計画を考える文を作りましょう。
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例:集めた資料を読み、使える紙の大きさを条件として展示の計画を立てた。
二語がどんなものを指すかが伝わる文を作ります。同じ意味が伝わる別の文も解答例になります。
よくある質問
覚えた字はどう使って練習する?
その字を含む語を選び、学校生活などの具体的な場面を表す文を作り、読みと意味を確かめます。
出典
- 学習指導要領:第5学年及び第6学年 知識及び技能 (1)ウ・エ(「文や文章の中で使うこと。」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示) 国語 第5学年及び第6学年
- 文部科学省 小学校国語編解説 PDF121頁
- 文部科学省 小学校国語編解説 PDF122頁
- 文部科学省 中学校学習指導要領 国語 PDF32頁
- 文部科学省 高等学校学習指導要領 国語 PDF35頁