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小5・国語・詳くわしさ・事実と図表を選ぶ

なぜ記録と感想は表と文で役割やくわりを分けるの?

小5国語で、事実・感想・意見を区別し、詳くわしさや引用・図表を選んで書く方法を学びます。自作の芽の観察記録を使い、表の数と文の内容を結び付けます。短い報告と詳くわしい説明を比べ、三つの練習で表現を確かめます。

こたえ

表は記録を比べる手掛てがかりを示し、文は記録から何を考えたかを説明できるからです。事実・感想・意見を分け、目的に合う詳くわしさと引用を選びます。

表でみる

架空かくうの観察記録(文章練習用)
観察の回芽の高さ(cm)
1回目2
2回目3
3回目5

わけを考えよう

自作の記録で考える・表の項目こうもくと単位をそろえる

学習内容を整理すると、引用は本や文章から必要な語句や文を抜ぬき出して書く方法です。引用は原文に正確に行い、引用した部分と自分の考えとの関係を示し、出典を明記します。事実と感想や意見は、区別しながら関係も捉とらえて書きます。以下で「自作」「架空かくう」と示す場面・数値すうちや活動の提案は、この教材の例です。原文引用は、それぞれの出典にある言葉として読みます。ここで使う観察は、文章を書く練習のための架空かくうの記録です。同じ芽の高さを、1回目2cm、2回目3cm、3回目5cmと記録したことにします。「芽が高くなった」は記録から捉とらえられる変化です。「伸のびる様子を見てうれしく感じた」は観察する人の感想です。「次も同じ方法で記録を続けたい」はこれからの意見です。同じ題材でも、文が表す役割やくわりを分けて考えます。 表は、いつの記録かと、何を測ったかを見渡みわたせるようにします。ここでは、観察を行った順と、芽の高さを列にしました。高さの列へ単位のcmを示すと、数が何を表すかが伝わります。実際に観察して文章を書く場合は、観察した日や測った方法も記録しましょう。別の物を比べる表なら、どの対象の値あたいかも明示します。表の見出しと数を組にして読むことが大切です。

窓辺のプランターの芽を、子どもがしゃがんで観察し、無地のノートに鉛筆でメモしている。

表から言えることを文にする・短い報告と詳くわしい説明を選ぶ

三つの値あたいを順に読むと、高さは2cm、3cm、5cmと増えています。変化を比べるなら、1回目から2回目は1cm、2回目から3回目は2cmの増加と計算できます。この架空かくうの表から分かる範囲はんいを文にすると、「この三回の記録では、後の回ほど芽の高さが大きい」と書けます。毎日の伸のび方などを詳くわしく述べるには、観察の間隔かんかくなど別の情報も合わせて確かめます。 観察の結果を一言で知りたい読み手なら、「三回の記録で芽の高さが2cmから5cmへ増えた」と短く書けます。観察の過程を知りたい読み手なら、測った対象、順番、値あたい、記録したときの気付きへと詳くわしく説明できます。簡単かんたんに書くことと詳くわしく書くことは、目的に合わせた選択せんたくです。必要な情報を残した上で、どの部分を短くし、どの部分へ説明を加えるかを考えます。

事実と感想を言葉で分ける・短い引用の役割やくわりを考える

「3回目の高さは5cmだった」は、架空かくうの記録の値あたいを述べています。「初めより高くなり、うれしく感じた」は、記録から確かめられる変化と、書き手の感想を一つの文にしたものです。「初めより高くなった」は表の2cmから5cmへの変化を述べ、「うれしく感じた」は感想を述べています。「次は葉の数も記録したい」は意見や次の計画です。「だった」「感じた」「したい」という文末に注目し、表と同じ記録か、自分の感じ方かを確かめます。文章の中で分けて書くと、読み手は何を根拠こんきょに考え、どの部分に共感したかを説明できます。 次の文は、この教材で作った観察メモです。「3回目、芽の高さは5cm。葉が開いた様子を見てうれしかった。」報告でこの文の一部を引用するなら、「芽の高さは5cm」と、使いたい範囲はんいをそのまま取り出せます。引用は、ほかの文章の言葉をそのまま示す方法です。自分の説明と区別してかぎ括弧かっこを付け、どのメモから取ったかを、文のすぐそばへ書きます。

引用と要約を使い分ける・図表と本文を結び付ける

メモを短くまとめて「芽の成長を喜んだ」と書く場合は、この教材で作った要約の文として示せます。これは元の言葉をそのまま取り出した引用とは役割やくわりが違ちがいます。原文の表現に注目してほしいなら引用を、内容を短く知らせたいなら要約を選べます。引用では原文どおりか、要約では元の意味を保っているかを確かめます。自分の感想を加えるときも、どこから自分の考えかが伝わる文にします。 表を付けた報告では、「表の高さの列を見ると」のように、どこに注目しているかを文で示せます。「1回目から3回目の値あたいを比べると、3cm増えている」と書けば、本文の説明と表の位置を結び付けられます。図やグラフを使う場合も、題、項目こうもく、単位が読み手に分かるかを確かめます。この表を図へ変えたいときは、縦たてに高さ、横に観察の回を置く案を、図の設計として考えられます。

数字を使った説明を見直す・読み手へ伝わる報告にする

本文の「2cmから5cm」と表の値あたいが合うか、増えた高さの計算が合うかを読み返します。どの回どうしを比べたかを示すと、数の意味が伝わります。また、観察の値あたいだけで説明できることと、さらに調べたいことを分けます。「次は観察の間隔かんかくも記録する」と計画を添そえれば、表からの気付きを次の記録へつなげられます。図表は、自分の考えの根拠こんきょを読み手が確かめる手掛てがかりとして使います。 完成した報告を「対象、結果、気付き、次の計画」の順で読みます。表が結果を示し、文が結果と気付きの関係を説明し、計画が次の活動を示しているかを見ます。観察の方法が必要な読み手には、その説明を対象と結果の間へ加えます。実際の記録で作るときは、架空かくうの教材内の数と区別して、自分が確かめた値あたいを使います。目的に応じた詳くわしさを選びながら、根拠こんきょと考えが伝わる報告を作れます。 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示) 第5学年及および第6学年 国語には「引用したり,図表やグラフなどを用いたりして,」とあります。

もっと知りたい人へ

引用や図表を選ぶときは、読み手に何を確かめてほしいかを考えます。観察の記録を説明する文章と、観察して感じたことを書く文章を比べると、同じ材料の使い方を広げられます。この学びを、中学校の引用の仕方や出典の示し方を理解して使う学習から、高校の「現代の国語」で引用の必要性を理解して根拠こんきょを示す学習へつなぐ見通しが立てられます(対応する学習事項じこうを踏ふまえた、この教材の編集上の見通し)。

やってみよう

問題1

架空かくうの表で、1回目から3回目までに芽の高さは何cm増えましたか。

こたえを見る

3cm。

5−2=3で、最初と最後の値あたいを比べます。

問題2

「3回目は5cmだった」「うれしく感じた」「次は葉の数も記録したい」を分類しましょう。

こたえを見る

順に、記録の事実・感想・意見や計画。

測ったこと、感じたこと、これからしたいことを分けます。

問題3

自作メモ「3回目、芽の高さは5cm。葉が開いた様子を見てうれしかった。」から、高さを示す部分だけを原文どおり引用しましょう。

こたえを見る

「芽の高さは5cm」

使う範囲はんいを選び、言い換かえずに原文から取り出します。

よくある質問

学んだことをどう確かめる?

書いた文や記録を読み返し、本文の例と比べて、選んだ理由を説明します。

出典

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