無料会員登録
中1・国語・共通語と方言の役割

なぜ場面によって言葉の使い方を選ぶ?

なぜ場面によって言葉の使い方を選ぶ? 広い地域へ伝える場面と、地域の経験や親しさを分かち合う場面では、言葉に求める働きが変わるからです。 身近な場面の短文を比べ、言葉と意味のつながりを確かめます。表と三つの練習を使い、自分の言葉で理由を

こたえ

広い地域へ伝える場面と、地域の経験や親しさを分かち合う場面では、言葉に求める働きが変わるからです。

表でみる

共通語と方言の役割の見方
見るところ確かめること
相手その言葉の意味を共有しているかを見る
共通語地域を越こえて情報を伝える
方言地域の暮らしと親しみを表す

わけを考えよう

いろいろな地域の人が集まる場面では、多くの人が理解しやすい言葉で情報を伝える工夫が役立ちます。一方、身近な地域の会話には、その土地で使い継つがれてきた表現があります。共通語と方言は、それぞれの場面で働く言葉です。どちらを使うかを考えるときは、相手、目的、場所に目を向けましょう。初めて会う人へ行き方を案内する場面と、地域で暮らす人どうしが思い出を語る場面では、伝えたいものが変わります。

駅のホームで、中学生がおばあさんと笑顔で話している。

共通語は、地域の違ちがいを越こえて意思を伝え合う場面で役立ちます。学校の案内や広い地域に向けた放送などでは、聞き手が知っている語を選び、必要な説明を添そえることが大切です。誰だれが聞くかを考えると、地域で通じる言葉を使ったあとに、意味を言い換かえる方法も選べます。共通語を使うことは、話し手の個性を一つにそろえることより、多くの人が同じ情報を受け取れる道を作ることとして考えられます。

方言には、地域ごとの語彙ごい、発音、アクセント、語尾ごびなどの特徴とくちょうがあります。同じ物を異なる言葉で呼ぶ場合も、同じ言葉を異なる調子で言う場合もあります。実際の方言を調べるときは、その地域の人の説明や信頼しんらいできる資料を使い、どの場所でどんな場面に使われるかを記録しましょう。短い一つの表現から地域全体の話し方を決めるより、複数の用例を比べると、その言葉の使われ方を丁寧ていねいにつかめます。

地域で使う言葉は、その土地の暮らしや人とのつながりを表す手掛てがかりにもなります。家族が話す表現を聞いて親しみを感じたり、地域の昔話を語る声から土地の雰囲気ふんいきを感じたりすることがあります。言葉を調べるときは、辞書の意味に加えて、話し手がどんな相手にどんな気持ちで使うかも尋たずねてみましょう。言葉の形だけを並べる段階から、使う場面を比べる段階へ進むと、果たす役割が見えます。

学校で紹介しょうかいするために方言の調査をするなら、聞き取りの前に目的を説明し、記録してよい内容を確かめます。名前や個人的な話を載のせる場合は、扱あつかい方も相談します。発表では、表現、共通語での意味、使う場面の三つを並べると分かりやすくなります。発音は話し手が教えてくれた範囲はんいで確かめます。紹介しょうかいするときに大切なのは、珍めずらしさを強調することより、生活の中でどんな働きがあるかを説明することです。

言い換かえの練習では、地域の表現を知らない聞き手へ意味を伝える短い説明を作ります。最初にその言葉を示し、次に意味を共通語で説明し、最後に使用場面を一つ添そえます。聞き手が意味を理解したあとには、元の表現の響ひびきを味わうこともできます。話し手の言葉を残すことと、広く理解できる説明を付けることは、同時に行える工夫です。目的に合わせて言葉を選ぶ学習を、身近な会話から始めましょう。

方言や共通語の役割を比べるときは、相手が安心して話せることも考えます。自分にとってなじみのある言葉と、相手が理解しやすい言葉の両方を見て、必要に応じて言い換かえます。意味を尋たずねられたら、具体的な場面を一つ示すと話がつながります。言葉の違ちがいを互たがいの経験を知る入口として扱あつかうことで、調査や会話の中から学べることを広げられます。

学習指導要領では「共通語と方言の果たす役割」と示されています。ここで使う短文や場面は、この学習のために作った例です。

もっと知りたい人へ

言葉の違ちがいを調べる学習は、話すことや聞くことの学習ともつながります。聞き手の理解に合わせて説明を添そえると、地域の特色を残しながら情報を届けられます。方言の実例を集めたら、使う場面を比べてみましょう。同じ意味の表現でも、親しみや丁寧ていねいさの感じ方が場面で変わることがあります。自分の印象と話し手の説明を分けて記録すると、言葉の働きを具体的に考えられます。

やってみよう

問題1

広い地域の人へ会場の行き方を案内する際、どんな工夫ができる?

こたえを見る

多くの人が理解する語で説明し、地域の呼び方には意味を添そえる。

相手に情報が伝わることを目的に言葉を選びます。

問題2

方言の紹介しょうかい表に「表現」と「意味」のほか、何を入れる?

こたえを見る

使われる地域や場面。

言葉が果たす役割を説明できます。

問題3

聞き取りを発表へ使う前に、話し手と何を確かめる?

こたえを見る

記録や紹介しょうかいをしてよい内容と、その扱あつかい方。

相手と目的を共有して調査を進めます。

よくある質問

何から確かめればよい?

その言葉の意味を共有しているかを見る

自分の説明をどう見直す?

使った言葉や本文の箇所かしょを示し、そこから考えた理由を一文添そえます。

出典

関連