なぜ英語は音のまとまりで聞くの?

英語の音を、発音・つながり・強く読む所・声の上がり下がり・区切りの五つから見ます。短い案内を相手へ届ける場面で、聞き方と話し方を比べる小6向けの解説です。例文と三つの練習で確かめます。
こたえ
音のまとまりには、言葉の意味と、話し手が伝えたいことが一緒に入っているからです。
表でみる
| 見る所 | 確かめること |
|---|---|
| 発音 | 同じ言葉を聞き、音をまねする |
| つながり | 隣の言葉を続けて聞く |
| 強勢 | 目立って聞こえる所に注目する |
| イントネーション | 声の上がり下がりを聞く |
| 区切り | 意味のまとまりで小さく間を置く |
わけを考えよう
英語の案内を聞くとき、知っている言葉を一つずつ探す方法と、文全体が伝えることを考える方法を組み合わせてみましょう。例えば、友達が「I like blue.」と話したら、まず「青が好き」という内容を受け取ります。次に、どの言葉がはっきり聞こえたか、文の終わりで声がどう動いたかを聞きます。音の観察と意味の確認を行き来するのが、このページの練習です。小学校の学習指導要領では、発音、音の連結、強勢、イントネーション、区切りを音声の内容として扱います。

一つ目の窓は発音です。教室で聞いた短い言葉を選び、先生や授業で使う音声をもう一度聞きます。口の動きや音の終わりを観察してから、自分でも言ってみましょう。例えば、blueを聞いたら、最初の部分から終わりまでを一つの言葉としてまねします。文字の読み方を日本語の音に置き換えたメモよりも、実際に聞いた音を手がかりにします。自分の声と手本を比べるときは、相手がその言葉を聞き取れるかという目的を大切にしてください。二つ目は言葉のつながりです。「Look at this.」という短い文を、三つの言葉をそれぞれ読む場合と、続けて話す場合で聞き比べます。続けた音の中で、どこからatが始まるかを耳で探します。言葉の境目を文字の空白で見てから、音声をもう一度聞くと、同じ文を文字と音の両方で確かめられます。つながり方は言葉や話す速さによって変わるので、カタカナの決まった形を暗記するより、その文の手本を聞いて確かめる練習にしましょう。
三つ目の強勢は、強く、目立つように聞こえる所です。「I like BLUE.」ではblueを目立たせて色を伝える練習ができます。大文字のBLUEは、このページで強く読む所を示すための印です。普段の英文ではblueと書きます。同じ文でlikeを目立たせたら、何が聞こえ方の中心になるかも比べてみましょう。いつも同じ言葉だけを強く読むという決まりを作るより、「相手にどこを受け取ってほしいか」を考えながら、先生の言い方をまねしてみます。四つ目のイントネーションは、文の中で声の高さがどう動くかということです。好きな色を尋ねる「Do you like blue?」と、好きだと伝える「I like blue.」を聞き比べます。質問と答えでは、声の動きがどう違って聞こえたか、指を上下させながら確かめてもよいでしょう。質問の声は場面や言い方でも変わります。疑問符を見てから音を予想し、実際の音声で確かめる順にすると、声の上がり下がりと、言葉の意味を一緒に考えられます。
五つ目は区切りです。案内の「On Friday, / we play soccer.」では、金曜日という情報と、何をするかという情報を、短い間で分けて伝える練習ができます。斜線はこのページの練習用の印で、英文の一部ではありません。空白のたびに長く止まるより、聞く人が内容を受け取れるまとまりを考えます。友達に金曜日の活動を伝えるつもりで、ゆっくり言ってみましょう。相手が曜日と活動の両方を答えられたら、案内が届いたことを確かめられます。
五つの窓を一度に点検する代わりに、今日は一つを選びます。例えば、最初は「区切り」を選んで案内を言い、次は「強勢」を選んで曜日を目立たせます。聞く役は、受け取った曜日と活動を日本語や絵で返してください。伝わった内容と、もう一度聞きたい所を話し合ったら、同じ文を再び言います。速さを競うより、短い文で確かめ、届き方を比べる活動です。授業の音声を使うときは、先生が示した範囲で取り組みましょう。
もっと知りたい人へ
中学校では、文章を聞いたり読んだりするときにも、音のまとまりを意味の手がかりにできます。今は身近な短い案内で、伝える情報を選び、相手が受け取った内容を確かめる練習を重ねてみましょう。
やってみよう
問題1
「On Monday, / we draw pictures.」の区切りの前後で伝える二つの情報は何ですか。
こたえを見る
月曜日という情報と、絵を描くという活動です。
曜日と活動をそれぞれ受け取るつもりで聞きます。
問題2
「I like GREEN.」で目立たせて伝えているのは、何が好きだという情報ですか。
こたえを見る
緑色です。
大文字は強く読む所を示した練習用の印です。
問題3
音のつながりを確かめる練習では、「Look at this.」をどのように聞き比べるとよいですか。
こたえを見る
言葉を一つずつ読む音と、続けて話す音を比べます。
空白で言葉を見分けた後、同じ文の音声を聞いて確かめます。
よくある質問
全部を一度に練習しますか。
一つの窓を選び、短い文で聞く役と話す役を交代してみましょう。
斜線は英文に書く記号ですか。
ここでは意味の区切りを示す練習用の印です。
出典
- 学習指導要領:第5学年及び第6学年 内容 (1)ア 音声(「語や句,文における基本的な強勢」)
- 文部科学省・小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章第10節外国語、冊子158ページ