なぜ英語は読む相手を考えて書き写すの?

英語を書く目的を、友達へ好きな活動を知らせるカードで考えます。文字の名前を聞いて大文字・小文字を書く活動から、親しんだ語句の書き写し、空白、例から語を選ぶ活動までをつなぐ小6向けの解説です。三問で確かめます。
こたえ
読む相手に内容が届くように、言葉と文字の形、語の区切りを選んで整えられるからです。
表でみる
| 活動 | 手がかり |
|---|---|
| 文字を書く | 聞いた文字の名前 |
| 語を書き写す | 声で親しんだ言葉と見本 |
| 表現を書き写す | 語の順と空白 |
| 語を選んで書く | 自分の内容に合う例 |
わけを考えよう
友達へ好きな活動を知らせるカードを作るとします。先に伝える内容を決め、授業で聞いて親しんだ短い表現を見本に選びます。カードを読んだ相手が、誰が何を好きか受け取れるように、言葉の順と空白を整えましょう。学習指導要領は、文字の名前を聞いて書く活動、目的を持って語や表現を書き写す活動、例から言葉を選んで自分のことを書く活動を示しています。

文字を書く活動では、先に聞くものを「文字の名前」と決めます。先生が文字の名前を読んだら、その文字の大文字や小文字を書きます。Bの名前を聞いた場合は、活動の指示に合わせてBやbを選びます。次に文字カードと比べ、線や曲がる所、書く位置を観察します。単語の意味を当てる活動と、文字の名前を聞く活動を分けると、今の目的がはっきりします。授業で使う見本の文字を見て、一文字ずつ形を確かめてください。語を書き写すときは、声で親しんだ言葉を使います。サッカーの絵を友達へ知らせるなら、soccerという語を聞き、絵と意味を結び付けた後、見本を見て写します。文字の順を確かめ、写した語を絵と一緒に置きます。読む友達には、どんな活動のカードかを受け取ってもらいましょう。文字を並べる作業だけでなく、自分が選んだ言葉が読む相手へ届くかを確かめる活動として進めます。書き写す目的を、カードの用途と結び付けてください。
基本的な表現を書き写すときは、語と語の区切りにも注意します。「I like soccer.」なら、Iとlikeの間、likeとsoccerの間に空白があります。一文字ずつを同じ間隔でつなげるより、見本の語のまとまりを確かめて写します。書き終えたら、I、like、soccerをそれぞれ指し、三つの語が見分けられるかを確認してください。声で聞いた内容と、文字にした内容を行き来すると、語の順も確かめられます。文の最初と最後も見本と比べ、読む人が文として受け取れる形へ整えます。例の中から言葉を選んで書く活動では、自分が伝えたいことに合う語を選びます。授業の見本に「I like music.」「I like reading.」があり、自分は読書が好きなら、readingを選んだ文を書けます。選ぶ前に、語の音と意味を確かめてください。名前、年齢、趣味、好き嫌いなど、自分に関する身近な内容を、親しんだ例から選ぶ活動が示されています。短い例を手がかりに、自分の内容を相手へ届ける練習として取り組みます。
カードの点検は、内容と形を分けて行います。最初は、自分の好みに合う活動の語が選ばれているかを見ます。次に、見本と文字の順、語の空白、大文字、文の最後の記号を比べます。読む友達には、書かれた文から受け取った好みを絵や日本語で返してもらいましょう。相手が受け取った活動と、自分が伝えたい活動が合っているかを確認します。必要な所を直したら、同じカードをもう一度読んでもらい、届き方を確かめられます。
振り返りには、「相手に知らせたかったこと」「選んだ語」「文字で工夫した所」の三つを使います。例えば、読書が好きだと伝えたいこと、readingを選んだこと、空白を見本と比べたことを記録できます。次のカードでは、読み手や目的を変えて、同じ表現を使う方法も試せます。速く長く書くことに加え、聞いて親しんだ内容を短い文で届け、読む相手が受け取った意味を確かめましょう。音声、見本、相手の反応を手がかりに、身近な一文から進められます。
もっと知りたい人へ
中学校では、目的に合わせて自分の考えを文章にする活動が広がります。今は音声で親しんだ表現を見本に、語を選び、文字の順と空白を整え、読む人へ内容を届ける練習を重ねてみましょう。
やってみよう
問題1
「Ilikeart.」を、語と語の区切りが分かるように書き直しましょう。
こたえを見る
I like art.
I、like、artの間に空白を置きます。
問題2
音楽が好きだと伝えたいとき、見本「I like music.」「I like swimming.」のどちらを選びますか。
こたえを見る
I like music.です。
自分が伝えたい内容に合う語を含む例を選びます。
問題3
文字の名前としてDを聞き、小文字を書く活動です。書く文字は何ですか。
こたえを見る
dです。
文字の名前を手がかりに、指定された小文字を書きます。
よくある質問
何を書き写すところから始めますか。
声で聞いて親しんだ短い語や表現を、相手へ伝える目的で選びます。
書いた後は何を確認しますか。
内容が自分に合うかと、文字の順・空白・記号を見本で確かめます。
出典
- 学習指導要領:第5学年及び第6学年 内容 (3)①オ 書くこと(「語と語の区切りに注意して」)
- 文部科学省・小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章第10節外国語、冊子160〜161ページ