なぜ英語で伝える前に相手と目的を考えるの?

友達に昼休みの活動を紹介する場面で、相手・目的・伝える情報を整理します。聞いて親しんだ表現を手がかりに読むことと、語順を意識して書くこともつなげ、考えや気持ちを伝え合う小6向けの学習を三問で確かめます。
こたえ
相手に必要な情報が分かると、その場面に合う内容と言葉を選んで伝えられるからです。
表でみる
| 決めること | 活動紹介の例 |
|---|---|
| 相手 | 一緒に遊びたい友達 |
| 目的 | 昼休みの活動を知らせる |
| 伝える情報 | 何をするか、どこでするか、自分の気持ち |
わけを考えよう
昼休みに一緒に遊びたい友達へ、英語で短く知らせる場面を考えます。伝えたいことがたくさんあるときは、まず相手が知りたい情報を選びます。「何をするか」「どこでするか」を伝えた後、自分が楽しみにしている気持ちを添える方法があります。先に内容を整理すると、知っている英語のうち、どの表現を使うか考えやすくなります。学習指導要領は、目的や場面、状況に応じて情報を整理し、考えや気持ちを伝え合うことを示しています。

一つ目のメモは相手です。自分のことをよく知る友達と、初めて会う人では、先に伝えたい情報が違う場合があります。初めて会う相手には、自分の名前や好きな活動を伝えると、話題を共有する入口になります。いつもの友達には、今日の活動や場所を先に知らせると、相手が次に何をするか考えられます。「この人は何を知っているか」「どの情報を加えると分かるか」を、短い日本語や絵で整理してみましょう。二つ目は目的です。活動を紹介したいのか、相手の好みを尋ねたいのか、一緒に遊ぶ提案をしたいのかを分けます。紹介なら、活動を示す短い文が中心になります。好みを知りたいなら「Do you like soccer?」のような問いを選べます。目的が決まると、相手からどんな返事を受け取りたいかも分かります。問いの形を作ることと、その答えを受け取って次へ進むことを一つの活動として考え、聞く役と話す役を交代しましょう。
三つ目は伝える情報です。活動の名前、場所、自分の気持ちを、三枚のカードに分けて描いてみます。まず活動と場所のカードを見せ、授業で聞いて親しんだ表現を選んで話します。友達がどこでする活動かを理解したら、最後に楽しみな気持ちを伝えます。相手が場所を尋ねたら、その情報をもう一度示します。自分が用意した順にすべてを言うことに加え、相手の返事に応じて情報を足す方法も試せます。伝え合いは、準備した内容と、その場で受け取った反応の両方で進みます。読む活動でも、目的を持つことが手がかりになります。活動カードに「We play soccer in the park.」とあったら、先に聞いて親しんだsoccerやparkを探します。サッカーの絵や公園の絵を見て、文全体が何を知らせるかを考えます。次に音声を聞いて、予想した意味と比べてください。推測とは、好きな意味を自由に当てはめることより、知っている音、文字、絵、場面を根拠に意味を考えることです。友達と根拠を話し合うと、どの手がかりを使ったかも見えてきます。
書く活動では、声で親しんだ表現を見本にし、言葉の順を意識します。「I like soccer.」という文なら、I、like、soccerの順に見本をたどります。好きな活動を伝えたい相手に合わせ、授業で使った活動の語を選んで書きます。書いた後は、相手が誰の好みを読み取るか、活動の語は合っているか、語と語の空白があるかを点検します。音声で親しんだ語句や表現を推測しながら読み、語順を意識して書くことが内容に示されています。
振り返りは、覚えた表現の数と、相手へ届いた内容を分けて行います。「今日は活動名を伝えた」「相手の問いを聞いて場所を加えた」のように、実際のやり取りを一つ選びます。相手には、受け取った内容を日本語や絵で示してもらいましょう。届いた情報を確かめたら、次に足したい表現を一つ決め、先生に授業で使える言い方を聞きます。相手、目的、情報の三枚のメモは、読み、聞き、話し、書く活動をつなぐために繰り返し使える手がかりです。
もっと知りたい人へ
中学校でも、相手と目的を意識して必要な情報を選ぶ活動が続きます。今は短い文と絵を使い、伝える前の整理、相手の反応、伝えた後の振り返りを一つの流れで試してみましょう。
やってみよう
問題1
一緒に遊ぶ友達へ活動を知らせます。「何をするか」に加え、集合のために伝えると役立つ情報を一つ挙げましょう。
こたえを見る
どこで活動するかです。
場所が分かると、相手が活動に参加する準備をできます。
問題2
活動カードを読み、知っているsoccerとサッカーの絵を根拠に意味を考えました。どんな読み方を使っていますか。
こたえを見る
知っている語と絵を手がかりに、意味を推測する読み方です。
推測した内容を音声や相手との確認で確かめます。
問題3
相手に好きな活動を伝えるため、「I / like / tennis」を見本の順に並べて一文を書きましょう。
こたえを見る
I like tennis.
語順と空白を見本で確かめ、最後に終止符を付けます。
よくある質問
話す前のメモは日本語でもよいですか。
日本語や絵で伝える内容を整理し、次に授業で使った英語を選びます。
相手から質問が来たらどうしますか。
質問が求める情報を確かめ、絵や親しんだ表現で情報を加えてみましょう。
出典
- 学習指導要領:第5学年及び第6学年 内容 (2)ア・イ(「伝えようとする内容を整理した上で」)
- 文部科学省・小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章第10節外国語、冊子159ページ