なぜ英語は言葉の組み合わせも覚えるの?

英語の語・連語・慣用表現を、教室で友達に絵を見せる場面から考えます。一語の意味を知ることと、組み合わせを場面で使うことを比べ、聞いて親しんだ表現を選ぶ小6向けの解説です。独自の三問で使い方を確かめます。
こたえ
組み合わせを場面と結び付けると、相手へ伝えたいことに合う言い方を選べるからです。
表でみる
| 見方 | このページの例 | 伝えること |
|---|---|---|
| 語 | picture | 絵という物 |
| 連語 | look at | 何かに目を向けること |
| 慣用表現 | Thank you. | 感謝の気持ち |
わけを考えよう
友達に自分の絵を見せたいとき、pictureという言葉を知っていると、何について話すかを示せます。さらに「Look at my picture.」と言えば、自分の絵に目を向けてほしいという働きが加わります。一語ずつの意味に加え、まとまりとして使う言い方を知ると、何を伝えたいかを言葉にできます。学習指導要領は、語、活用頻度の高い基本的な連語、慣用表現を内容として示しています。

語は、言葉を組み立てる材料です。絵の中にあるdog、tree、sunを、授業で聞いた音と結び付けて確かめてみましょう。dogを聞いて犬の絵を指せたら、音と意味のつながりを確かめられます。次は絵を見ながら、その言葉を声に出します。つづりを読む練習へ進むときも、先に聞いて親しんだ言葉を使います。一枚の絵に関する語を集める活動では、自分が相手に伝えたいものを三つ選ぶと、覚える目的を持ちやすくなります。連語は、複数の語が組み合わさって使われる言い方です。このページではlook atを、何かへ目を向ける場面で練習します。lookとatを別々に覚えた後も、文の中では「Look at the tree.」のように、何を見るかまで一緒に確かめます。木、犬、太陽の三枚のカードを置き、友達の文を聞いて該当するカードを指してください。相手が指したカードを見れば、まとまりの意味が届いたかを確認できます。次は話す役を交代してみましょう。
慣用表現は、ある場面でよく使うまとまった言い方として覚えると役立ちます。友達がカードを拾って渡してくれたら「Thank you.」と感謝を伝えます。相手の感謝を受け取るときには「You’re welcome.」という返し方も練習できます。一つずつの単語から日本語の意味を計算するより、「何をしてもらったときに言うか」を思い浮かべて使ってみます。この二つは、学習指導要領でも慣用表現の例として挙げられています。別の場面では「Excuse me.」を使い、人に声をかける練習ができます。机の近くにいる友達へ話しかけ、続けて絵を見せるなら、声をかける表現と、見てほしいことを伝える表現を順に使います。「I see.」は話の内容を受け止める相づちの例です。「I’m sorry.」は謝る気持ちを伝える例として、授業で扱う場面と結び付けます。日本語の一つの言葉と英語の一つの表現が、どんな場面でも一対一で結び付くと考えるより、今の相手と状況に合う表現を選びましょう。
言葉の集め方にも目的を付けます。自分の絵を紹介するなら、絵の中のものを表す語、目を向けてほしいときの連語、見てくれた相手へ気持ちを返す慣用表現を、一枚のメモに分けて書きます。次に、そのメモを見ながら実際に絵を紹介してください。友達は、聞いた言葉から分かったものを指し、感じたことを短く返します。足したい言葉が出たら、授業で使える表現を先生に確かめ、メモへ一つ加える方法で進められます。
小学校の外国語で扱う語数は、小5・小6に共通する内容として、以前の外国語活動で扱った語も含めて600〜700語程度と示されています。この数字を小6だけで新たに覚える語数と受け取るより、学んできた言葉を場面の中で使う目安として考えましょう。今日の活動では、絵を見せるために必要な少数の言葉を選び、相手へ届いたかを確かめます。語数の多さと、伝わった内容を分けて振り返るのがポイントです。
もっと知りたい人へ
中学校では、文章の中で語の組み合わせに注目することが、意味をつかむ助けになります。今は聞いて親しんだ表現を使い、相手へ何を届けたかを確かめる短い活動を重ねてみましょう。
やってみよう
問題1
花の絵に目を向けてほしいとき、Look at the flower.とThank you.のどちらを選びますか。
こたえを見る
Look at the flower.です。
見てほしいものまで含めた文で、目を向けてほしいことを伝えます。
問題2
友達が落としたカードを拾ってくれました。感謝を伝える、このページの表現は何ですか。
こたえを見る
Thank you.です。
手伝ってもらった場面と感謝の表現を結び付けます。
問題3
「小学校で600〜700語程度」の説明には、以前の外国語活動で扱った語も含まれますか。
こたえを見る
含まれます。
小5・小6共通の内容であり、小6だけの新出語数を示す数字とは分けて考えます。
よくある質問
語と連語はどう比べますか。
一語の意味を確かめた後、複数の語を組み合わせた言い方を場面で使ってみましょう。
表現を集めた後は何をしますか。
相手と目的を決めて使い、どの内容が伝わったかを確かめます。
出典
- 学習指導要領:第5学年及び第6学年 内容 (1)ウ 語,連語及び慣用表現(「活用頻度の高い基本的なもの」)
- 文部科学省・小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章第10節外国語、冊子158ページ