なぜ声で知った言葉は読んで確かめるの?

自作の絵付きカードから、声で知っている言葉を見つけて意味を確かめます。声で慣れる、絵と文を合わせる、語順を意識して写す手順を、閉じた例と三つの練習で体験し、読み書きへつなげます。
こたえ
声で知った内容と、絵や文字の並びを合わせることで、書かれた言葉の意味を確かめられるからです。まず声で慣れ、見える手がかりを使って読み、同じ順で写してみましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 声 | 表現の意味を繰り返し受け取る |
| 読む | 知っている言葉を絵と合わせる |
| 書く | 見本の順と語の間を確かめる |
わけを考えよう
動物が持ち物を紹介する、自作の絵付きカードを用意しましょう。一枚には小鳥と赤い箱、もう一枚には小鳥と青い箱を描きます。先生が、カードに添える短い表現を声で示し、子供はどの絵に合うかを選びます。声の意味に十分慣れたあと、同じ表現が書かれたカードを見ます。絵の特徴や話の内容を手がかりに、知っている言葉を探しましょう。読む活動を、声で受け取った意味を文字で確かめる活動へつなげます。

最初は先生が絵を指して声を示し、そのあと文の中の対応するところを示します。子供は、絵の色を表す言葉や物の名前を、声と合わせて見つけます。次は自分で同じ言葉を指し、先生の声でもう一度確かめましょう。意味を予想したときは、何を手がかりにしたかを話します。赤い箱の絵、繰り返し聞いた声、前に見た文字の形など、具体的に挙げます。推測した内容を、先生の声や別の絵と合わせて確かめるところまで進めます。
同じ表現が何度か出る短い絵の話を作ると、慣れた言葉を別の場面でも見つけられます。箱の色が替わるとき、文のどの言葉が替わったかを絵と合わせて探します。文全体を新しく読み始めるより、声で知っているまとまりを手がかりに、変わった情報を受け取ります。聞き手同士で同じ言葉を指し、先生と声で確かめる時間も取りましょう。何についての話か、何が変わったかを絵で受け取ると、読んだ内容が具体的になります。
次はカードの持ち物を相手へ伝えるため、慣れた表現を見本から写します。どの人物が何を持っているかを先に決め、合う文を選びます。見本と同じ順番で語を置き、語の間を確かめます。書いたカードを相手に渡し、絵と声で内容を確認しましょう。読み取った意味を自分の書く活動へ使うと、読むことと書くことの目的がつながります。活動後には、声で知っていた言葉をどこで見つけたか、写すときにどの順を見たかを振り返ります。
準備では、絵だけのカードと、絵に文を添えたカードを別々に用意します。最初は絵だけで声を受け取り、次は文を添えたカードを見て知っている語を探します。声を聞いて指す回、同じ語を自分で見つける回、先生の声で確かめる回を順に試しましょう。自分が使った手がかりは、日本語や指す動作で伝えられます。友達と違うところを手がかりにしたら、二人の考えを比べます。書く活動では、見本を手元に置き、どの絵について書くかを先に選びます。写したあと、語の順を一つずつ見本と合わせ、最後に相手が選んだ絵と内容を照合します。振り返りには、読んで見つけた言葉と、書いて伝わった内容を一つずつ残します。家族と取り組むときも、学校で声に慣れた表現を使い、同じ意味の自作の絵から始めましょう。色の語を見つけたら、赤と青の絵を並べ、どちらのカードを読んだかを指して確かめます。文字のどこを見たかと、声で何を知っていたかを合わせて話すと、推測した理由を具体的に伝えられます。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりすること。」とあります。
解答例を見る
自作例:I have a red box. I have a blue box.
訳:「私は赤い箱を持っています。私は青い箱を持っています。」二枚の絵付きカードに添える自作例です。先生の声で意味に慣れてから、変わった色の語を絵と合わせて探します。
もっと知りたい人へ
中学校では、読んだ文章の内容をさらに広く捉え、自分の表現を書きます。小5では、音声で知った表現を絵や文字から確かめ、見本の語順を意識して写しましょう。
やってみよう
問題1
絵付きカードを文字で見る前に、どんな経験を作りますか。
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同じ表現を声で繰り返し聞き、意味に十分慣れる経験を作ります。
読みを、知っている声の意味と結び付けます。
問題2
箱の色が替わったカードを読みます。意味を推測するときの手がかりを二つ挙げましょう。
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例:箱の色の絵と、声で知っている色の言葉です。
絵と慣れた語句を合わせてから、声で確かめます。
問題3
相手に持ち物を伝えるカードを書きます。見本の何を確認しますか。
こたえを見る
語が並ぶ順と、語と語の間を確認します。
声で受け取った意味を、同じ順の表現で届けます。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (2)イ・(3)①イ(エ)(「身近で簡単な事柄について,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を推測しながら読んだり,語順を意識しながら書いたりすること。」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語