なぜ掲示は目的を決めて読むの?

架空の読書会の掲示を使い、日時と場所を目的に合わせて読み取ります。知りたい項目を選び、慣れた語句を探し、見つけた情報を確かめる流れを、閉じた例と三つの練習で体験してみましょう。
こたえ
自分が知りたい項目を決めると、掲示の中から予定や場所など必要な情報を探せるからです。声で知った語句と見出しや絵を手がかりに、内容を確かめましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 目的 | 知りたい日時や場所を決める |
| 探索 | 見出し・絵・慣れた語を使う |
| 確認 | 見つけた内容を相手と合わせる |
わけを考えよう
架空の読書会の掲示を読み、参加する場所を確かめる場面を考えましょう。掲示には、活動の名前、曜日、時刻、場所を短く書き、絵も添えます。このページの予定は、読む練習のために作った設定です。最初に、何を知りたいかを日本語で決めます。場所を知る回なら、場所の絵や、声で慣れた場所の言葉を探します。掲示全体の見え方を確かめたあと、目的の情報へ目を向ける活動です。読んで受け取った内容を、次の行動の判断へ使ってみましょう。

読む準備では、掲示に使う語句を先生の声で確認します。曜日、時刻、場所の意味を絵と合わせ、短い表現に十分慣れます。そのあと同じ語句が書かれた掲示を見て、どこにどの項目があるかを探します。見出し、数字、場所の絵などが手がかりになります。自分が見つけた場所を指し、何の情報だと考えたかを話しましょう。文字から推測した意味は、先生の声や地図の絵でも確かめます。準備で知った声と、掲示で見た語句を結び付けます。
掲示を使う回では、二人が別の目的で読んでもよいでしょう。一人は集まる場所を探し、もう一人は始まる時刻を探します。あとで必要な情報を合わせると、読書会へ行く予定がそろいます。見つけた語句を、そのまま指して相手へ示すこともできます。相手が同じ内容を受け取ったかを、時計や場所の絵で確かめましょう。情報を探すことと、探した情報を人へ届けることを一組にすると、読む目的が具体的になります。
次は掲示の場所や時刻を一つ替え、前の設定と比べます。目的の項目を探し直し、どの情報が変わったかを受け取ります。新しい語句を使うときは、先生と声で意味を確認してから読みましょう。活動後は、自分が知りたかったこと、見つけた語句、確かめた内容を記録します。知りたい情報が替わると見る場所も替わることを体験し、身近な掲示から必要な内容を選ぶ経験を積み重ねます。
準備の掲示は、一枚の紙に項目を一行ずつ書き、近くに時計や場所の小さな絵を置きます。最初は先生が声を示して項目を指し、次は子供が声から同じ行を選びます。声の意味に慣れたあと、読む目的の札を一枚選び、掲示から必要な情報を探しましょう。見つけた内容を別の紙へカードで置くと、何を受け取ったかが見えます。役を替える回では、自作の掲示を一枚作り、相手に知ってほしい項目を決めてから渡します。相手が選んだ時計や場所を、掲示の設定と合わせます。振り返りには、目印にした見出しや絵も記録しましょう。次の掲示を読むときには、同じ手がかりを使えるかを試します。家族と行うときも、実際の行事の案内と練習用の設定を分け、子供が授業で使った語句を選びます。読む目的の札は、場所、時刻、曜日の三種類を用意し、相手が渡す前に一枚を選びます。読む人は見つけた行を指し、何を受け取ったかを絵で示します。掲示を作った人は設定の表を開き、二人の情報を合わせます。目的を替える回では、同じ掲示から別の行を探す経験を作りましょう。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「日常生活に関する身近で簡単な事柄を内容とする掲示やパンフレットなどから,自分が必要とする情報を得る活動。」とあります。
解答例を見る
自作例:Book Time / Wednesday / 2:00 p.m. / Library
訳:「読書の時間/水曜日/午後2時/図書室」。架空の読書会の掲示を表す自作例です。曜日と時刻と場所を別の行に置き、声で意味を確認してから読みます。
もっと知りたい人へ
中学校では、掲示や案内から目的に合う情報をさらに広く選びます。小5では、声で慣れた語句と絵を手がかりに、知りたい項目を見つけて確かめましょう。
やってみよう
問題1
集まる場所を知る目的で掲示を読みます。手がかりを一つ挙げましょう。
こたえを見る
例:場所の絵や、声で知っている場所の語句を探します。
目的の項目へ目を向ける準備を作ります。
問題2
二人が時刻と場所を別々に見つけました。次にどう使いますか。
こたえを見る
見つけた情報を合わせ、いつどこへ行くかを確かめます。
読む活動を、予定をそろえる行動へつなげます。
問題3
掲示の場所が替わりました。前の記録を使う前に何をしますか。
こたえを見る
目的の項目を読み直し、新しい場所を確かめます。
変わった情報を、文字と絵から受け取り直します。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (3)①イ(ウ)(「日常生活に関する身近で簡単な事柄を内容とする掲示やパンフレットなどから,自分が必要とする情報を得る活動。」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語