なぜ大切な言葉は声で目立たせるの?

展示する石を紹介する自作活動で、目立つ音・声の高さ・区切りに気付きます。意味を確かめて聞き、声の流れをまねし、相手の理解を見る手順を、閉じた例と三つの練習から体験します。
こたえ
声の目立つところや高さの流れ、区切りが、聞き手の理解の手がかりになるからです。慣れた表現を聞き、伝えたい内容に合う声の流れをまねしましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 聞く | 目立つ言葉や声の流れに気付く |
| まね | 先生の示す慣れた表現を使う |
| 確かめる | 聞き手が選んだ絵を見る |
わけを考えよう
集めた石を教室の小さな展示で紹介する場面を考えましょう。大きい石と小さい石の絵を用意し、先生が一つについて短い英語で話します。聞き手は声を最後まで聞いて、どちらの石を紹介したかを選びます。内容が分かったあと、どの言葉が少し目立って聞こえたか、声がどんな流れで終わったかを話します。声を受け取る活動と、石の特徴を選ぶ活動をつなげると、聞こえ方に気付く目的ができます。まずは先生の示す具体的な一回の声を材料にします。

目立って聞こえるところは、声の大きさや長さなどを手がかりに探します。先生が同じ短い表現をもう一度話したら、その特徴を表す絵を指しながら聞きます。次は自分も同じ石を見せて、先生の声の流れをまねしましょう。伝えたい内容を知っていると、声のどの部分に注意を向けるかを考えられます。発表するときには、全部の言葉を一度に大きくするより、先生の声を聞き、まとまりの中の変化を感じる練習をします。
質問の声を聞く回も作れます。石の特徴を確かめる質問と、その特徴を紹介する声を一組で聞きます。二つの声は、相手に聞く場面と、自分から知らせる場面で使います。声の高さが動く様子を手の動きで表してみましょう。初めは先生が示す流れをまねし、続いて同じ質問に自分が答えます。高さの動きは話す場面や気持ちとも関わるので、その日に聞いた一組の声を場面と一緒に確かめます。声を受け取った相手が返事をしたところまでを、一回のやり取りにします。
少し長い紹介をするときは、声が一度止まるところにも耳を向けます。石を見せる声と、その特徴を知らせる声を、聞き手が確かめられるまとまりで届けましょう。先生の声を聞き、同じ間を感じながらまねします。聞き手は、どの絵を見たときに話が分かったかを知らせます。活動後には、目立つところ、高さの流れ、止まったところのうち、自分が気付いた一つを記録します。その気付きを次の紹介に使い、相手が内容を選べる声を試してみます。
活動の紙には、大きい石、小さい石の絵と、声の流れを手で示す欄を用意します。文字を詳しく分ける前に、声を一度聞いて、どの石について話すかを選びましょう。自分が発表する回には、見せる石を一つ決め、先生と同じ表現を声で確認します。聞き手が受け取った絵を指すまで待ち、そのあと内容がそろったことを知らせます。二人で違うところに声の特徴を感じたら、先生に同じ表現をもう一度示してもらい、各自の気付きを比べます。振り返りには、声をまねしたときに使った手の動きも記録します。次に石を替えて紹介するときにも、先生の声の流れを聞き、意味と合わせてまねしましょう。短い紹介、質問、返答を交代して使うと、声を受け取る経験と声を届ける経験の両方を作れます。聞き手の記録には、選んだ石の絵と、声の流れを表す手の動きを残します。大きさの情報をどこで受け取ったかを話し、話す人は自分が示したかった特徴と合わせます。次の回は、質問する役と答える役を替え、同じ表現を使ってやり取りします。声が少し止まったところでは、二人が見ている絵も確認しましょう。目立つ部分や高さだけを取り出す回と、表現全体で内容を届ける回をつなげ、最後は一組のやり取りで確かめます。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「語や句,文における基本的な強勢」とあります。
解答例を見る
自作例:A: Is it big? B: Yes. It is big.
訳:A「それは大きいですか。」B「はい。それは大きいです。」石の大きさを確かめる自作会話です。先生がbigを示す声と、質問・返答それぞれの流れを、絵と合わせて聞きます。
もっと知りたい人へ
中学校では、声の強さや高さ、意味のまとまりを読みや発表にも使います。小5では、慣れた表現の声を場面と一緒に聞き、同じ流れで相手へ届ける経験を重ねましょう。
やってみよう
問題1
大きい石を紹介する声を聞きます。内容が分かったあと、どんな聞こえ方に気付けますか。
こたえを見る
例:どの言葉が目立ったかや、声がどんな流れで終わったかに気付けます。
意味を確かめた声を材料に、音の特徴を探します。
問題2
質問の声と紹介の声を比べます。声と一緒に確かめることは何ですか。
こたえを見る
相手に聞く場面か、自分から知らせる場面かを確かめます。
声の流れを、そのときの目的と結び付けます。
問題3
少し長い紹介を聞くとき、声が止まるところは何の手がかりになりますか。
こたえを見る
内容のまとまりを受け取る手がかりになります。
先生の声の間を感じ、絵と内容を一まとまりずつ合わせます。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (1)ア(ウ)(エ)(オ)(「語や句,文における基本的な強勢」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語