なぜ依頼と返事を一組で練習するの?

絵の展示を手伝う自作場面で、指示・依頼と返事を一組にして使います。目的を決め、相手の判断を受け取り、次の行動を選ぶ流れを、閉じた例と三つの練習で体験し、活動を進めます。
こたえ
依頼の意味と相手の返事を合わせると、二人で次の行動を決められるからです。場面に合う声で頼み、応じる気持ちや断る気持ちを受け取って確かめましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 依頼 | 何を頼みたいかを決める |
| 応答 | 相手が自分で返事を選ぶ |
| 行動 | 返事に合う進め方を決める |
わけを考えよう
教室の展示で、絵を持つ人と場所を示す人が協力する場面を考えましょう。自分が絵を貼る準備をするとき、相手へ一枚を持ってもらうように頼みます。先生が示した慣れた英語を選び、絵と動作で何を頼むかを伝えます。相手はその内容を受け取り、自分が手伝うか、別の進め方にするかを考えて返事をします。依頼の一言だけを練習する回から、返事を受け取り、そのあとどうするかを決める回へ進めましょう。

依頼する前には、二人で目的を確認します。絵を持ってもらう、机の上のカードを渡してもらうなど、今必要な行動を具体的にします。先生と声を確認し、頼む表現と動作を合わせます。相手に行動を促す表現は、使う関係や場面にも合わせて選びましょう。展示のルールを知らせる回には、物に手を触れるかどうかを伝える声も扱えます。その場で何をしてほしいかを先に知ると、英語の肯定・否定の指示を、意味のある行動と結び付けて受け取れます。
返事をする役は、相手の依頼を聞き、自分の今の状況に合わせて判断します。手が空いていて持てるときには、応じる声と動作を返します。両手で別の物を運んでいるときなどには、先生と慣れた表現で断る気持ちを知らせます。聞く側は、その返事を最後まで受け取り、今の状態を見て確かめます。返事の内容に合わせて、自分で持つ、あとで頼む、別の人へ相談するなどの進め方を選びます。自分の判断を相手へ届けることも、やり取りの大切な内容です。
役割を交代したら、依頼の内容や相手の状況を替えて試します。同じ頼み方でも、相手の返事が変わることがあります。話す人は相手の声と動きに目を向け、返事を受け取ったことを知らせましょう。活動後は、何を頼み、どんな返事を聞き、そのあと何をしたかを順に振り返ります。依頼と返事の一組を通して、英語が作業を二人で進めるための手段になることを確かめます。相手が自分で選んだ返事を、次の行動を考える情報として受け取りましょう。
準備の札には、依頼の内容と、返事をする人の状況を別々に描きます。絵を持つ依頼なら、相手が手の空いた絵と、両手で物を運ぶ絵を用意します。まずは先生の声で依頼の意味を確認し、相手役は自分で状況の札を選びます。依頼する人は札だけで返事を決めるより、相手の声を聞き、その判断を受け取ります。やり取りのあと、何を頼んだかと、どんな判断が返ったかを二人で合わせましょう。展示のルールを扱う回には、見る場所や置く場所も示し、声に合う動きを選びます。振り返りの紙には、依頼、返事、そのあとの行動を三つの欄へ記録します。次の回では相手役を替え、同じ依頼でも返事を聞いて進め方を選ぶ経験を作ります。家族と行うときも、声を使う前に活動の目的と扱う道具を一緒に確かめましょう。返事を受け取ったあとには、相手の判断を知らせる声をもう一度思い出します。自分が選んだ次の行動が、その返事に合っているかを二人で話しましょう。依頼だけを一方から続ける回から、互いの返事で作業を進める回へつなげます。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「肯定,否定の命令文」とあります。
解答例を見る
自作例:A: Please hold this picture. B: Sorry, I can’t. A: OK. / 展示の案内: Don’t touch the pictures.
訳:A「この絵を持ってください。」B「すみません、できません。」A「分かりました。」/展示の案内「絵に触れないでください。」自作の依頼・返事と、展示のルールを示す例です。
もっと知りたい人へ
中学校では、相手や状況に合う依頼や返答をさらに学びます。小5では、依頼を受け取って自分で返事を選び、その返事に合う行動を二人で決める経験を重ねましょう。
やってみよう
問題1
展示を手伝ってもらう前に、どんな内容を具体的に決めますか。
こたえを見る
何をどのように手伝ってほしいかを決めます。
目的が分かると、声と動作を合わせて依頼できます。
問題2
相手が今は手伝えないという返事をしました。聞き手が次に考えることを一つ挙げましょう。
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例:自分で持つ、あとで頼む、別の人へ相談する方法を考えます。
返事を相手の判断として受け取り、次の進め方を選びます。
問題3
指示の声を聞いて動く回では、肯定・否定の形と何を結び付けますか。
こたえを見る
その場で何をするか、何を控えるかという行動を結び付けます。
文の形を、展示のルールや活動の意味で確かめます。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (1)エ(ア)c・(3)①ウ(ア)(「肯定,否定の命令文」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語