なぜよく使う言葉をまとまりで覚えるの?

展示の絵を一緒に見る自作場面で、基本的な語・連語・慣用表現を使います。意味のまとまりと使う目的を確かめ、声で伝えて反応を見る流れを、閉じた例と三つの練習で体験してみましょう。
こたえ
よく使う言葉のまとまりを場面と一緒に覚えると、伝えたいことに合う声を選びやすくなるからです。意味を確かめ、実際のやり取りで繰り返し使いましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 語 | 絵で物や動作を確かめる |
| まとまり | 続けた声で意味を受け取る |
| 場面 | 目的に合う定型表現を使う |
わけを考えよう
教室の展示で、友達と同じ絵を見る場面を考えましょう。最初に相手へ呼び掛け、見てほしい絵を示します。相手が内容を受け取ったら、声やうなずきで反応します。この活動では、物を表す語に加えて、複数の語が一つの意味になるまとまりや、特定の場面で使う短い表現を選びます。声を一まとまりで聞き、絵や動作と合わせて意味を確かめましょう。単語を増やすことと、その言葉を使う場面を経験することをつなげます。

絵を見るように促す表現は、見る動作と絵を指す動きを一緒に示してもらいます。先生の声を聞いて同じ絵に目を向けたら、表現の意味を体験できます。次は自分が話す役になり、別の絵へ相手の注意を向けます。使うまとまりは、先生が声で示した形のまま、目的のある場面で使ってみましょう。絵の種類を変えるときも、見るように伝えるという目的は同じです。聞き手が意図した絵を見たかを確かめると、声がどんな行動につながったかが見えます。
定型表現を使うときは、どんな気持ちや反応を伝えるかを先に考えます。相手の説明を受け取ったとき、手伝ってもらったとき、相手に呼び掛けるときでは、その目的が変わります。授業で慣れた表現の中から、場面に合う声を選びます。相手が声を返したり、こちらを見たりしたら、その反応を受け取ります。目的の札と場面の絵を並べ、使った表現が何のためだったかを確かめましょう。声の意味を単独で覚える回に加えて、やり取りの中で使う回を作ります。
活動後には、今日使った物の名前、意味のある語のまとまり、場面で使った定型表現をそれぞれ振り返ります。自分が話すときに選べた言葉と、相手の声を聞いて意味が分かった言葉を別の欄へ記録してみましょう。次の活動で使う言葉は、相手に何を知らせたいかに合わせて選びます。小5と小6の共通内容を、このページでは展示を見る活動に対応させています。必要な語を目的のある場面で繰り返し受け取り、使う経験を積み重ねましょう。
準備のカードには、見る、起きる、手伝ってもらう、説明を聞くなど、身近な動作や場面を描きます。最初は先生が声と動作を合わせ、子供はカードを選んで意味を確かめます。次は二人で同じカードを見て、相手へ声を届ける活動に進みます。一回のやり取りが終わったら、どんな目的に使った声かを日本語で説明しましょう。声で知っている言葉は、ほかの物や相手にも使ってみます。絵を指す順番を替えたり、相手役を替えたりすると、同じまとまりを別の内容で使えます。振り返りの札には、聞いて分かったことと、自分から伝えたことを一つずつ書きます。次に見たい絵を決め、同じ目的のやり取りをもう一度試しましょう。家族と進めるときは、学校で使った表現を選び、身近な絵や実物を見ながら活動できます。絵を見る活動が終わったら、友達が選んだ一枚と、自分が見てほしかった一枚を並べます。内容がそろったときの声や動作も思い出しましょう。呼び掛け、見るように伝える声、相手の反応を一組にして振り返ると、まとまりで覚えた言葉の使い道が見えます。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「連語のうち,get up,look atなどの活用頻度の高い基本的なもの」とあります。
解答例を見る
自作例:A: Look at this picture. B: I see. A: Thank you.
訳:A「この絵を見てください。」B「なるほど。」A「ありがとう。」展示した絵へ相手の注意を向け、反応を受け取る自作会話です。
もっと知りたい人へ
中学校では、身近な語や表現をさらに多様な内容を伝えるために使います。小5では、声のまとまりと使う場面を合わせ、自分が伝えたい目的に合う言葉を選びましょう。
やってみよう
問題1
友達に絵を見てほしいとき、表現を聞く準備として何を一緒に示しますか。
こたえを見る
見る動作と、どの絵かを指す動きを示します。
声のまとまりを、相手にしてほしい行動と結び付けます。
問題2
相手の説明を受け取ったときと、助けてもらったときでは、言葉を選ぶ何が変わりますか。
こたえを見る
反応や気持ちを伝える目的が変わります。
場面の目的に合う定型表現を選びます。
問題3
今日の言葉を振り返るとき、話す言葉と聞いて分かる言葉をどう記録しますか。
こたえを見る
自分が選んで使えた言葉と、聞いて意味が分かった言葉を別の欄へ記録します。
それぞれの経験を確かめ、次の活動で使う言葉を考えます。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (1)ウ(ア)(イ)(ウ)(「連語のうち,get up,look atなどの活用頻度の高い基本的なもの」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語