なぜ英語は言葉の順で意味をつかむの?

遊びの係を紹介する自作活動で、誰が何をするかを短い文から受け取ります。人物と内容を合わせ、英語と日本語の順に気付き、声で使う流れを、閉じた例と三つの練習で体験してみましょう。
こたえ
語の順番が、誰のことか、その人が何をするかを受け取る手がかりになるからです。慣れた短い文を聞き、人物と動作や物を結び付けて確かめましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 誰 | 話題の人物を確かめる |
| 内容 | 動作・状態・物を結び付ける |
| 確認 | 聞いた文に合う絵を選ぶ |
わけを考えよう
遊びの係を友達に紹介する場面を考えましょう。自分がカードを持ち、別の人が踊りを紹介し、もう一人が道具を使う役を担当します。これは、このページの架空の場面です。先生が短い英語で一人ずつ紹介し、聞き手は人物の絵と動作や物の絵を合わせます。誰について何を話しているかを、声の順と絵で確かめる活動です。使う文は先生と声で慣れた表現を選び、一回に一つの内容を知らせましょう。

最初の回では、自分のことを表す短い声を使います。誰のことかを受け取り、続く動作や物を合わせます。次に、同じ内容を日本語で伝え、言葉が並ぶ順番の違いに気付いてみましょう。たとえば、自分がカードを持っていることを知らせる声では、英語の声の中で、自分を表す部分、持っていることを表す部分、物を表す部分が続きます。聞いた順に絵を置くと、意味のつながりを見て確かめられます。文の仕組みは、活動で伝わる内容を手がかりに捉えます。
別の人を紹介するときは、最初にどの人物かを絵で示します。続く短い文では、その人の動作や状態を知らせます。話す相手を表す言葉や、その場にいない人を指す言葉も、紹介の場面で意味を確かめます。先生が選んだ文を使い、聞き手が同じ人物を指せるかを見ましょう。好みを紹介する回には、好きな物を知らせる声と、好みに合わない物を知らせる声をそれぞれ聞きます。二つの内容を別の絵で受け取り、本人がどんな気持ちを伝えているかを確認します。
人物の紹介には、動作を知らせる短い文、どんな人かを知らせる短い文、持っている物を知らせる短い文などを使えます。声で慣れた一つの文を、まず同じ場面で繰り返し受け取り、次に自分も話してみます。表現を使う目的を決めたあと、聞き手が選んだ人物や物を見て、意図と合うかを確認しましょう。活動後は、誰についての情報をどの順で受け取ったかを振り返ります。自分が紹介したい人物や役を替え、同じ短い文で新しい内容を届ける経験へつなげます。
活動の紙には、人物、動作や状態、物の絵を置く場所を作ります。声を聞いたあと、誰の絵と何の絵を合わせたかを友達に説明しましょう。先生の見本を確かめるときは、同じ絵を指しながら声を聞き直します。慣れてきたら、自分がカードを持つ場面を演じ、相手に英語で知らせます。聞き手は、受け取った内容を絵で示し、話す人は実物と合わせます。人物を紹介する回では、架空の人物カードを一枚ずつ選び、話す対象を二人で確認してから始めます。書く前に声で何度か使う時間を取り、同じ意味を英語の順で受け取る経験を作ります。振り返りには、人物を示す絵と、内容を示す絵を一組で残します。次の活動で自分が話したい内容を選び、その内容に合う慣れた短い文を先生と確かめましょう。人物が同じで持つ物が変わる回と、物が同じで人物が変わる回を作ります。聞き手はどの絵を替えたかを説明し、話す人はその変更と声の内容を合わせます。自分が声のどの部分を受け取ったかを、人物や物の絵を使って具体的に確かめましょう。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「日本語と英語の語順の違い等に気付かせる」とあります。
解答例を見る
自作例:I have cards. She dances. He is a helper. I am ready. I help him. It’s me. I don’t like loud music.
訳:「私はカードを持っています。彼女は踊ります。彼は手伝う人です。私は準備ができています。私は彼を手伝います。私です。私は大きな音の音楽が好きではありません。」架空の遊びの係と、自分の好みを一つずつ紹介する自作例です。himは先に紹介した手伝う人を示します。It’s me.は、カードに描いた自分の姿を相手へ示す声として使います。
もっと知りたい人へ
中学校では、文の構造や語形の仕組みをさらに学びます。小5では、誰が何をするかを慣れた声と絵で受け取り、英語の語順で短く伝える経験を重ねましょう。
やってみよう
問題1
自分がカードを持つことを知らせる文を聞きました。人物の絵に、どんな物の絵を合わせますか。
こたえを見る
カードの絵を合わせます。
誰のことかと持っている物を、聞いた内容で結び付けます。
問題2
別の人を表す短い言葉を聞きました。意味をつかむため、場面で何を確かめますか。
こたえを見る
どの人物について話しているかを確かめます。
指す人物を決めたうえで、その人の情報を受け取ります。
問題3
好みを表す二つの声を聞きました。声の形と一緒に確かめる内容は何ですか。
こたえを見る
どの物を好きと伝え、どの物を好みに合わないと伝えているかです。
肯定・否定の表現を、本人の気持ちを受け取る活動で扱います。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第2章 第10節 外国語〔第5学年及び第6学年〕 2 (1)エ(ア)a,b,e・(イ)a,b,c(「日本語と英語の語順の違い等に気付かせる」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第2章 第10節 外国語