なぜ文字の名前を聞いてカードを選ぶの?

展示の札に使う文字カードを選ぶ自作活動で、文字の名前と活字体を結び付けます。名前を聞く、形を比べる、選んだカードを確かめる流れを、閉じた例と三つの練習から体験してみましょう。
こたえ
聞こえた文字の名前とカードの形を合わせることで、声と活字体を結び付けられるからです。まず文字の名前を声で聞き、同じ文字のカードを探しましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 声で知る | 先生が文字の名前を示す |
| 形を探す | 活字体のカードを比べる |
| 確認 | 同じカードを指して名前を聞く |
わけを考えよう
作品の展示で使う札に、文字カードを並べる場面を考えましょう。机に大文字のA、B、Cを一枚ずつ置き、先生や家族が一文字の名前を声で示します。聞く人は、声に合うカードを一枚選びます。ここで聞くのは、文字を呼ぶ名前です。初めにそれぞれのカードを指しながら名前を聞き、声と形を合わせる準備をしましょう。名前を知る活動と、カードを選ぶ活動をつなげると、文字が声と結び付いていることを体験できます。

カードの形を比べるときは、線や丸い部分を見つけます。Aは線の組み合わせ、Bは縦の線と丸い部分、Cは開いた丸のような形として、自分が気付いた特徴を伝えてみましょう。特徴を言うことは、文字を見分ける手がかりを作る活動です。先生が名前を示したら、その特徴を思い浮かべて一枚を選びます。声と形を何度か合わせたあと、カードの並びを変えて同じ活動をします。並んでいる位置も一つの手がかりになりますが、最後は形を見て確かめましょう。
選んだ文字を、話す人にも見せて確認します。話す人は同じカードを指して、名前をもう一度声で示します。二人が同じ文字を選んでいることを確かめたら、札の指定された場所に置きます。活動の中でカードを使う目的があると、聞いて選ぶ一回の動作が、展示の準備を進める一回のやり取りになります。慣れてから小文字のカードを加える場合には、まず一つずつ先生の声と形を合わせます。名前が同じ大文字と小文字を、二人で一組にしてみましょう。
子供が話す役をするときは、先生と声を確認した文字から選びます。札に置きたいカードを決め、相手に名前を伝えます。聞く役はカードを選び、話す役が受け取って置く場所を示します。名前を聞く、形を選ぶ、目的の位置へ置くという流れを交代して経験しましょう。活動後には、見分けるのに使った形の特徴や、もう一度聞いて確かめた声を振り返ります。覚えたカードを次の活動でも使い、声と文字のつながりを確かめていきます。
準備する文字の数は、その日に授業で声を聞いて使った範囲から選びます。最初は三枚のカードを一列に置き、文字の向きが見やすいようにそろえます。机の端に「渡すところ」を用意し、選んだカードはそこへ運びましょう。相手が受け取ったら名前を確かめ、展示の札に置きます。一回ごとに同じ順番で進めると、聞き手は選ぶことに集中できます。家族と行うときも、子供が先生の声で確認した名前を使い、子供の選んだカードを一緒に見ます。並びを替える、札の位置を替えるなど活動の目的を少し変え、同じ文字を聞いて選ぶ経験を重ねましょう。振り返りには、今日選んだ文字カードを一枚置き、使った形の手がかりを説明します。縦の線、丸い部分、線が合うところなど、自分の見つけた特徴を指で示しましょう。友達の気付きも聞き、同じ文字の別の場所を見てみます。次に文字の名前を聞いたとき、その形を探して選べるかを試します。カードを選ぶ活動は、文字を呼ぶ声と目で見た形をつなぐ経験として積み重ね、展示に使う札の準備へ生かします。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「文字の読み方が発音されるのを聞いて,活字体で書かれた文字と結び付ける活動。」とあります。
解答例を見る
自作例:A: B, please. B: Here you are. A: Thank you.
訳:A「Bをお願いします。」B「どうぞ。」A「ありがとう。」文字のBの名前を声で聞き、Bのカードを渡す自作例です。
もっと知りたい人へ
小5では、活字体の大文字と小文字を見分けたり、文字の名前を聞いて書いたりする活動へつながります。小4では、声で聞いた名前とカードの形を一組にする活動を楽しみましょう。
やってみよう
問題1
文字カードを選ぶ準備として、最初に先生と何を合わせますか。
こたえを見る
各カードの形と、声で示される文字の名前を合わせます。
聞いて選ぶ前に、声と形を一組として確かめます。
問題2
カードの場所を入れ替えたあと、何を手がかりに一枚を選びますか。
こたえを見る
聞いた名前に合う文字の形を手がかりにします。
同じ形を見つけ、選んだカードを相手と確かめます。
問題3
大文字と小文字のカードを使います。同じ名前の二枚をどう確かめますか。
こたえを見る
先生に一枚ずつ名前を声で示してもらい、同じ名前の二枚を組にします。
声を共通の手がかりとして、大文字と小文字を結び付けます。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第4章 外国語活動〔第3学年及び第4学年〕 2 (3)①ア(ウ)(「文字の読み方が発音されるのを聞いて,活字体で書かれた文字と結び付ける活動。」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第4章 外国語活動