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小4・英語・生活・習慣しゅうかん・行事と多様な考え方

なぜ同じ行事でも過すごし方が違ちがうの?

行事の日の過すごし方を、自分と相手の具体的な話から比くらべます。好みを聞く短い会話、違ちがいと共通点を整理する表、三つの練習で、多様な考え方に気付き、相手を知る聞き方を学びます。

こたえ

同じ行事でも、家族や地域ちいき、本人が大切にすることによって、過すごし方が変わるからです。具体的な人の話を聞き、自分の暮くらしと比くらべて違ちがいと共通点を見つけましょう。

表でみる

伝え合う活動の手がかり
段階だんかい確たしかめること
聞くこと行事の日に本人がすること
比くらべること自分の過すごし方との違ちがいと共通点
確たしかめることほかの人にも同じことが当てはまるか

わけを考えよう

ある行事の日を思い浮うかべ、自分は誰だれと何をするかを絵にしてみましょう。食べる物、遊ぶ場所、家で過すごす時間など、話したいことを一つ選びます。友達にも同じ問いを聞き、二人の絵を並ならべます。同じ日を話題にしても、絵に出てくる物や人が変わることがあります。まずは身近な友達同士どうしで、同じところと違ちがうところを探さがすところから始めましょう。次に、違ちがう地域ちいきで暮くらす人の話を聞く場面を考えます。聞くのは「その人がその日に何をするか」です。同じ地域ちいきで暮くらす人にも、それぞれの過すごし方があります。話を整理するときは、本人の話、家族の話、地域ちいきについて調べた話を分けると、どこまで分かったかが見えます。自分の家の過すごし方を紹介しょうかいするときも、「自分は」と主語をはっきりさせます。

2人の子が、自分の描いた行事の日の絵を机に並べて見比べている。

比くらべる表には、勝ち負けの欄らんより、行動や気持ちの欄らんを作りましょう。何をするか、何が好きか、その日の楽しみは何か、という観点です。自分は外で遊び、相手は家で遊ぶとしても、二人とも家族と過すごすのが楽しみかもしれません。表の二つの列を見て、違ちがう行動と同じ気持ちを別々べつべつに探さがすと、見た目の違ちがいから一歩進んで相手の考えに近付けます。英語で伝え合うときは、授業じゅぎょうで聞いて使った、好きな物を伝える表現ひょうげんを選びます。伝えたい物の絵を指して、短い言葉を添そえましょう。相手も同じ物を好きだと分かったら、その絵を一緒いっしょに指して喜よろこびを分かち合えます。別の物が好きだと分かったら、そちらの絵を見せてもらいます。短い英語と絵を組み合わせて、本人の好みを確たしかめる活動にしましょう。

資料しりょうで比くらべる例:新年の贈おくり物

次は、実際じっさいの二つの資料しりょうから調べる例です。在ざいバングラデシュ日本国大使館の「Annual Events」は、日本のお正月の習慣しゅうかんとして、親や親戚しんせきから子供こどもへお金を贈おくる「お年玉」を紹介しょうかいしています。これはバングラデシュの習慣しゅうかんの説明ではなく、日本を紹介しょうかいする資料しりょうです。一方、スコットランドの公式紹介しょうかいサイト「Hogmanay」は、年が明けたあと最初に家を訪たずねる「ファースト・フッティング」という習慣しゅうかんを説明し、訪問ほうもん先へ持っていく贈おくり物の例にショートブレッドというお菓子かしを挙げています。

資料しりょうに紹介しょうかいされた新年の習慣しゅうかんを比くらべる

資料しりょうが紹介しょうかいする地域ちいき・場面誰だれから誰だれへ・何を
日本のお正月のお年玉親や親戚しんせきから子供こどもへ、お金
スコットランドの年明け後の訪問ほうもんの習慣しゅうかん年明け後の最初の訪問ほうもん者から訪問ほうもん先へ、お菓子かしなど

共通するのは、新年を迎むかえる時期に贈おくり物をする習慣しゅうかんが紹介しょうかいされていることです。違ちがうのは、贈おくる物の例と、誰だれから誰だれへ贈おくるかです。これは資料しりょうの二つの紹介しょうかい例を比くらべた結果で、日本やスコットランドの全員が同じように過すごすという意味ではありません。お年玉をもらうことや行事への参加を、友達に答えてもらう条件じょうけんにもしません。話したくないことは話さなくてかまいません。

この表は、資料しりょうに紹介しょうかいされた習慣しゅうかんを比くらべたものです。資料しりょうの説明と、今の自分や友達の過すごし方を分けて考えましょう。先生と二つの資料しりょうの該当がいとう箇所かしょを確たしかめ、表には「資料しりょうに紹介しょうかいされたこと」として書きます。自分や友達に聞いた過すごし方は、それとは別の欄らんに書きましょう。

表と比較ひかくの説明は、この二つの資料しりょうをもとに作ったものです。

行事の名前や過すごし方を新しく調べるときは、先生と資料しりょうを選びます。いつ、どこで、誰だれについて書かれた資料しりょうかも確たしかめましょう。その地域ちいきの暮くらしを紹介しょうかいする資料しりょうと、本人に聞いた好みの話は、表の別の欄らんに置くと分かりやすくなります。このページの会話は、練習のために作った場面です。実際じっさいに交流するときには、相手自身の話を聞いて表を埋うめます。質問しつもんを受けた人が考えている間は、絵を見せて待ちましょう。一つ答えてもらったら、聞いた内容ないようを同じ絵で示しめして確たしかめます。話したい範囲はんいを相手が選べるように、好きな物や楽しい活動など、身近な話題から始めます。自分も一つ答えると、聞く係と答える係の両方を体験できます。相手に質問しつもんを続けるだけでなく、自分の過すごし方を伝える時間も作ります。

最後に、比くらべた表を見て、新しく知ったことを一つ選びます。「自分と同じ物が好きだった」「同じ日でも違ちがう遊びをしていた」など、実際じっさいに聞いた答えとつながる記録にします。さらに知りたいことがあれば、次に聞く問いとして残しましょう。違ちがいを見つける活動が、相手のことをもっと知る活動へつながります。自分の暮くらしも、相手に伝える大切な話題になります。比くらべた結果は、二人の絵を並ならべて見せながら紹介しょうかいできます。誰だれの話かを示しめし、一つの違ちがいと一つの共通点を選びましょう。聞いてくれた人にも同じ問いを尋たずねると、さらに別の過すごし方を知る機会になります。

学習指導しどう要領ようりょうでは、次の事項じこうを体験的に身に付けることを扱あつかいます。

文部科学省 小学校学習指導しどう要領ようりょう(平成29年告示こくじ)には「日本と外国との生活や習慣しゅうかん,行事などの違ちがいを知り,多様な考え方があることに気付くこと。」とあります。

解答かいとう例を見る

会話例:A: I like rice. B: I like bread.

訳わけ:A「私わたくしはご飯が好きです。」B「私わたくしはパンが好きです。」。二人の好みを比くらべる自作例です。二人それぞれの好みを紹介しょうかいする会話です。

もっと知りたい人へ

暮くらしの違ちがいを知るときは、地域ちいきについての情報じょうほうと、一人の人の好みの両方を大切にしましょう。小5では、自分のことを整理して紹介しょうかいする活動にもつながります。今日聞いた答えをもとに、相手に紹介しょうかいしたい自分の暮くらしを一つ選んでみましょう。

やってみよう

問題1

友達二人に同じ行事の日の遊びを聞いたら、一人は外、一人は家と答えました。表のどの欄らんに書きますか。

こたえを見る

それぞれの人の過すごし方の欄らんに書きます。

本人の話として整理すると、誰だれの答えかが伝わります。

問題2

自分は外で遊び、相手は家で遊びます。共通点を探さがすには、何をさらに聞くとよいですか。

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例:誰だれと遊ぶか、その日の楽しみは何かを聞きます。

行動以外の観点を加えると、共通点を見つける機会が増ふえます。

問題3

一人の人から好きな食べ物を聞きました。調べた記録を紹介しょうかいする言い方を考えましょう。

こたえを見る

例:交流した人は、この食べ物が好きだと話していました。

聞いた範囲はんいに合わせて、本人の好みとして紹介しょうかいします。

よくある質問

家族と取り組むときはどう進めますか。

子供こどもが授業じゅぎょうで聞いて使った表現ひょうげんを選び、家族が相手役になります。絵や実物を用意し、伝わった内容ないようを一緒いっしょに確たしかめましょう。

出典

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