なぜ好きな物を見せて発表するの?

図書コーナーのしおりを選ぶ自作活動から、好きな物と欲しい物を伝える発表を学びます。気持ちを決める、絵を示す、反応を確かめる手順を、閉じた例と三つの練習で体験してみましょう。
こたえ
物を見せると話題がそろい、自分の好みや希望を聞き手に伝えやすくなるからです。今伝えたい気持ちを選び、それに合う絵を示して発表しましょう。
表でみる
| 段階 | 確かめること |
|---|---|
| 選ぶ | 好みか今欲しい物かを決める |
| 見せる | その物の絵を聞き手に向ける |
| 伝える | 気持ちに合う慣れた表現を使う |
わけを考えよう
図書コーナーで使うしおりを作り、好きな絵を友達に紹介しましょう。動物、花、乗り物の絵から自分が好きなものを選びます。初めに、好きな物を紹介する回なのか、今日作りたいしおりを伝える回なのかを決めます。同じ絵を示しても、伝えたい気持ちによって選ぶ表現が変わります。授業で使った声を先生と確かめ、絵を見せながら短く発表してみましょう。絵は何について話しているかをそろえる役目、声は自分の気持ちを届ける役目として使えます。

好きな物を紹介するときは、その絵を選んだ自分の気持ちを大切にします。動物の絵を示すなら、聞き手がどの動物かを見られるようにカードを向けます。そのあと、授業で声を聞いて使った好みの表現を伝えます。聞き手は同じ絵を指したり、うなずいたりして受け取ったことを示します。自分の好みと同じときには、知っている短い表現で反応してみましょう。別の好みがあるときには、自分の発表の番にその絵を選びます。違う好みも、互いのことを知る話題になります。
欲しい物を紹介するときは、今日の活動に合う希望を選びます。動物の絵が好きでも、今日のしおりには花の絵を使いたいことがあります。その気持ちを自分で選び、必要な絵を見せて伝えましょう。聞き手が希望の絵を用意する係なら、発表を受け取ったあと同じ絵を選んで渡します。声で伝えた希望が活動の準備につながると、発表する目的が具体的になります。受け取った絵を確認して、自分が伝えたかった物と合うことを声や動きで知らせます。
自分の気持ちを伝え合う時間には、相手が選んだ内容も大切にします。好きな物や選びたい物は人によって違い、同じ人でも活動によって変わります。発表の内容を、本人が今話した気持ちとして受け取りましょう。好みを紹介する場面では、先生と確認した表現で、好きな物と好みに合わない物を分けて伝えることもできます。聞き手は、どちらの気持ちが伝えられたかを絵と一緒に確かめます。活動のあとには、自分が何を伝え、相手がどう受け取ったかを振り返ります。
カードを用意したら、「好きな物」と「今日欲しい物」の二つの置き場を作ります。自分の発表の目的に合う置き場にカードを置き、どちらの気持ちを伝えるかを確かめましょう。聞き手は発表を受け取って同じカードを選び、置き場も確かめます。慣れてきたら、声を聞いてから置き場を選ぶ活動に進めます。発表する人は、伝えた気持ちと聞き手の選択が合うかを見ます。役を替えたときは、相手が自分で選んだ気持ちを受け取る番です。最後に、しおりの材料を準備する活動へつなげ、聞いた希望を実際の準備に生かしてみましょう。振り返りのときは、二つの置き場を見て、同じカードを使ったか、違うカードを使ったかを話します。同じ選び方も違う選び方も、本人の今の気持ちを表しています。友達の記録を見たら、発表で聞いた内容を思い出して確認しましょう。自分が次に紹介したい物を決めるときにも、好みを知らせたいか、活動で使う物を頼みたいかを先に選びます。目的を決めてから表現を選ぶ流れを、別の作品作りでも使ってみましょう。
学習指導要領では、次の内容を扱います。文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)には「自分の好き嫌いや,欲しい物などについて,人前で実物やイラスト,写真などを見せながら話す活動。」とあります。
解答例を見る
自作例:I like cats. I don’t like snakes. I want a flower bookmark.
訳:「私はネコが好きです。私はヘビが好きではありません。花のしおりが欲しいです。」好みと今日の希望を分けて伝える自作例です。英語の否定表現も、本人の気持ちを伝えるために扱います。
もっと知りたい人へ
小5では、自分の趣味や得意なことを整理した自己紹介へ進みます。小4では、絵で話題を示し、好きな物や欲しい物を自分の気持ちに合わせて選ぶ経験を重ねましょう。
やってみよう
問題1
好きな絵は動物、今日使いたい絵は花です。今日作るしおりの希望として、どちらを示しますか。
こたえを見る
花の絵を示します。
今使いたい物を、活動の目的に合わせて選びます。
問題2
好みを発表する前に、先生と何を確認しますか。
こたえを見る
伝えたい気持ちに合う、授業で聞いて使った英語表現を確認します。
好きな気持ちと好みに合わない気持ちを、声の意味と結び付けます。
問題3
相手が自分とは違う絵を選びました。どのように受け取りますか。
こたえを見る
その人が今選んだ好みや希望として受け取ります。
本人の気持ちを知ることが、発表を聞く目的です。
よくある質問
家族と取り組むときはどう進めますか。
授業で声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容を一緒に確かめましょう。
出典
- 学習指導要領:第4章 外国語活動〔第3学年及び第4学年〕 2 (3)①ウ(イ)(「自分の好き嫌いや,欲しい物などについて,人前で実物やイラスト,写真などを見せながら話す活動。」)
- 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)第4章 外国語活動