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小4・英語・言語の使用場面と働き

なぜ場面に合わせて言葉を選ぶの?

教室の道具を片付かたづける自作場面で、挨拶あいさつ・感謝かんしゃ・説明・申し出・依頼いらいの働きを比くらべます。目的を決め、声を選び、相手の反応はんのうを確たしかめる流れを、閉とじた会話と三つの練習で体験してみましょう。

こたえ

誰だれと何をする場面かによって、伝えたいことや相手に頼たのみたいことが変わるからです。活動の目的を決め、挨拶あいさつ・感謝かんしゃ・説明・依頼いらいなどに合う言葉を選びましょう。

表でみる

活動を進める手がかり
段階だんかい確たしかめること
場面誰だれと何をするかを決める
目的知らせる・頼たのむ・感謝かんしゃする
言葉目的に合う慣なれた表現ひょうげんを選ぶ

わけを考えよう

教室の道具を友達と片付かたづける場面を考えましょう。最初に挨拶あいさつを交わし、どこへ物を置くかを知らせ、必要な道具を渡わたしてもらいます。渡わたしてもらったら感謝かんしゃを伝えます。同じ活動の中でも、言葉を使う目的は次々つぎつぎに変わります。まず日本語で「今、相手に何を伝えたいか」を考え、その目的に合う英語を授業じゅぎょうで使った表現ひょうげんから選びましょう。短い一言にも、活動を始める、内容ないようを知らせる、相手に動いてもらうなどの働きがあります。

授業の後、教室で2人がはさみ・のりなどの道具を箱に片付けている。1人が道具を手渡し、もう1人が笑顔で受け取る。

挨拶あいさつは二人の活動を始める入口になります。相手の声を受け取ったことを示しめす相づちは、続きを話しやすくする働きがあります。物の置き場所を説明する言葉は、二人が同じ場所を考えるために使います。感謝かんしゃは、相手に助けてもらった気持ちを届とどけるために使います。声の意味を、どのタイミングで使ったかと合わせて確たしかめましょう。場面の絵と、何を伝えるかを書いた日本語の札を並ならべると、同じ片付かたづけの中の違ちがう目的が見えます。

相手に道具を渡わたしてもらいたいときは、依頼いらいする表現ひょうげんを選びます。自分が先に手伝いたいときは、先生と確認かくにんした短い言葉と動作で申し出ます。作業の分け方について自分の考えを伝えるときは、どの道具を担当たんとうしたいかを絵で示しめします。相手は、声と動作を受け取り、渡わたす、うなずく、別の絵を示しめすなどの反応はんのうを返します。話したあとの反応はんのうまで見ると、その言葉が二人の活動でどんな働きをしたかを確たしかめられます。

役を替かえるときは、同じ言葉を別の場面でも試します。片付かたづけで受け取った道具への感謝かんしゃと、遊びでカードを渡わたしてもらったときの感謝かんしゃには、似にた気持ちがあります。一方、道具の名前を答える声と、その道具を渡わたしてほしいときの声では、同じ物を話題にしても目的が変わります。何をしたくて声を使ったかを、活動のあとに振ふり返りましょう。挨拶あいさつや相づち、感謝かんしゃや褒ほめる言葉、説明や返答、申し出や意見、質問しつもんや依頼いらいを、身近な活動の中で見つけてみます。

活動の札には、「始める」「知らせる」「気持ちを伝える」「自分の考えを言う」「相手に頼たのむ」の五つを用意します。片付かたづけの小さな場面を一つ演えんじたあと、使った言葉の目的に合う札を選びます。友達が同じ札を選んだかを確たしかめ、違ちがうときには、どの反応はんのうを見たかを話しましょう。言葉を分類するだけで終えるより、その言葉を使うと二人がどう作業を進められたかを振ふり返ります。家族との活動では、机つくえを整える、遊びの道具を分けるなど身近な場面を選びます。子供こどもは学校で使った表現ひょうげんを選び、相手の反応はんのうを受け取ります。次の回は場面を替かえ、似にた目的に同じ表現ひょうげんを使えるかを先生と確たしかめましょう。最後に、自分が使った一言と、それに対する相手の動きを組にして記録します。道具が届とどいた、挨拶あいさつが返った、相手がうなずいたなど、実際じっさいに起きたことを選びましょう。次の活動で試したい一言を、その記録から決めます。声と反応はんのうを合わせて、伝わった目的を確たしかめましょう。

学習指導しどう要領ようりょうでは、次の内容ないようを扱あつかいます。文部科学省 小学校学習指導しどう要領ようりょう(平成29年告示こくじ)には「コミュニケーションを円滑えんかつにする」とあります。

解答かいとう例を見る

自作例:A: Hello. B: Hello. A: A box, please. B: Here you are. A: Thank you.

訳わけ:A「こんにちは。」B「こんにちは。」A「箱をお願いします。」B「どうぞ。」A「ありがとう。」片付かたづけに使う箱を受け取る自作会話です。挨拶あいさつ、依頼いらい、受け渡わたし、感謝かんしゃが一つの活動に入っています。

もっと知りたい人へ

小5では、その場で返事を考えたり、自分の考えを伝えたりする活動へつながります。小4では、場面と目的を先に考え、声を使ったあと相手の反応はんのうまで確たしかめましょう。

やってみよう

問題1

友達が片付かたづけを手伝いました。気持ちを伝える目的に合う言葉の働きは何ですか。

こたえを見る

感謝かんしゃを伝える働きです。

助けてもらった場面と、自分の気持ちを結び付けます。

問題2

箱の名前を答えるときと、箱を渡わたしてもらうときでは何が変わりますか。

こたえを見る

相手に伝える目的が変わります。

答える場面では情報じょうほうを伝え、渡わたしてもらう場面では相手の行動を促うながします。

問題3

自分から手伝いたいと考えました。声と動作を選ぶ前に、何を決めますか。

こたえを見る

どんな手伝いを申し出たいかを決めます。

伝えたい意図を先に決め、その内容ないように合う言葉を選びます。

よくある質問

家族と取り組むときはどう進めますか。

授業じゅぎょうで声を聞いて使った言葉を選び、家族が相手役になります。このページの自作場面を参考に、伝えたいことを決め、伝わった内容ないようを一緒いっしょに確たしかめましょう。

出典

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