元素の間・原子番号 七十四
タングステン(W)って、どんな元素?
いまのことば
中学生と保護者の方へ。タングステンがどんな元素か、いっしょに確かめましょう。
タングステン(W)って、どんな元素?
タングステンは、原子番号74、元素記号Wの金属の元素です。記号と名前で、由来がまったくちがう元素です。
原子番号 74183.8
Wタングステンtungsten- 元素記号
- W
- 原子量
- 183.8
- 周期表の場所
- 第6周期・6族
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
記号Wは「狼」
記号のWは、ドイツ語の鉱物の名前「ウォルフラマイト」から。「狼のふん」という意味をふくむことばで、この鉱物がスズを取り出すじゃまをすることから名づけられました。タングステンが見つかったのは1783年です。
名前は「重い石」
英語や日本語の「タングステン」は、スウェーデン語の「タング(重い)」と「ステン(石)」から。「重い石」という意味です。
タングステンは6段目の6族。真上にモリブデン、その上にクロムがいます。
考えてみよう
- 問一一つの元素に、国によってちがう名前がついたのはなぜでしょう。
- 問二「スズを取り出すじゃまをする」ことを、なぜ狼にたとえたのでしょう。
- 問三記号と名前の頭文字がちがう元素を、ほかに探してみましょう。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——記号と日本語の名前がつながらない元素には、タングステン(W)・ナトリウム(Na)・カリウム(K)・アンチモン(Sb)・水銀(Hg)などがあります。
この記事について
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来と発見の年は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)(英語 tungsten の由来も)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、元素記号の由来と発見の年は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)(英語 tungsten の由来も)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
