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元素の間・原子番号 百十三

ニホニウム(Nh)って、どんな元素げんそ?

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いまのことば

中学生と保護者の方へ。ニホニウムがどんな元素か、いっしょに確かめましょう。

ニホニウム(Nh)って、どんな元素げんそ?

ニホニウムは、原子げんし番号ばんごう113、元素げんそ記号きごうNhの元素げんそです。理化学りかがく研究所けんきゅうじょ(理研りけん)の森田もりたグループがつくり、2016年ねんに名前なまえが決きまりました。日本発にっぽんはつ、アジアで初はじめての元素名げんそめいです。
原子げんし番号ばんごう 113(278)
Nhニホニウムnihonium
元素げんそ記号きごう
Nh
原子量げんしりょう
(278)
周期表しゅうきひょうの場所ばしょ
第だい7周期しゅうき・13族ぞく

( )の数かずは原子量げんしりょうではなく、その元素げんその放射性ほうしゃせい同位体どういたいの質量数しつりょうすうの一例いちれいです。

原子量げんしりょうは日本化学会にほんかがくかい「4桁けたの原子量表げんしりょうひょう(2026)」によります。

初はじめてつくってから、名前なまえがつくまで

理研りけんの研究けんきゅうグループは、2003年ねん9月がつから新あたらしい元素げんそづくりに挑戦ちょうせんしました。2004年ねん7月がつ、初はじめて原子げんし番号ばんごう113の元素げんそをつくることに成功せいこう。その後ご、2005年ねん4月がつと2012年ねん8月がつにも成功せいこうしました。

2015年ねん12月がつ31日にち、この発見はっけんが国際こくさい純正じゅんせい・応用おうよう化学かがく連合れんごう(IUPAC)に認みとめられました。そして2016年ねん11月がつ30日にち、元素名げんそめい「nihonium(ニホニウム)」、元素げんそ記号きごう「Nh」が正式せいしきに決きまりました。

亜鉛あえんとビスマスをぶつけて

研究けんきゅうグループは、亜鉛あえん(原子げんし番号ばんごう30)を光ひかりの速はやさの10分ぶんの1まで加速かそくして、ビスマス(原子げんし番号ばんごう83)にぶつけました。30+83=113。二ふたつの原子核げんしかくがくっつくと、113番ばんの元素げんそになるのです。

考えてみよう

  • 問一新あたらしい元素げんそをつくるのに何年なんねんもかかったのは、なぜだと思おもいますか。
  • 問二もしあなたが新あたらしい元素げんそに名前なまえをつけるなら、何なににちなんだ名前なまえにしますか。
  • 問三118番ばんの次つぎの元素げんそは、これから見みつかるでしょうか。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——1906年ねん(明治めいじ39年ねん)、化学者かがくしゃの小川正孝おがわまさたかが、43番ばんの新あたらしい元素げんそ「ニッポニウム」を見みつけたと発表はっぴょうしました。いま43番ばんの元素げんそは「テクネチウム」という名前なまえです。それから100年ねんあまりのちに、日本にっぽんの名前なまえがついた元素げんそニホニウムが生うまれました。
この記事について
元素記号と( )内の数は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、合成の年月・IUPAC の認定・名前の正式決定・「日本発、アジア初の元素名」は理化学研究所「113番元素の名称・記号が正式決定」(2016年11月30日)、亜鉛70を光速の1/10に加速してビスマス209に照射したことは化学と教育 65巻3号(2017年)「超重元素の化学 ニホニウムNhの誕生とその周辺」、1906年の小川正孝の「ニッポニウム」の発表と43番のテクネチウムは杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。

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