元素の間・原子番号 百十五
モスコビウム(Mc)って、どんな元素?
いまのことば
中学生と保護者の方へ。モスコビウムがどんな元素か、いっしょに確かめましょう。
モスコビウム(Mc)って、どんな元素?
モスコビウムは、原子番号115、元素記号Mcの元素です。名前は、ロシアの州の名前「モスクワ」から来ています。
原子番号 115(289)
Mcモスコビウムmoscovium- 元素記号
- Mc
- 原子量
- (289)
- 周期表の場所
- 第7周期・15族
( )の数は原子量ではなく、その元素の放射性同位体の質量数の一例です。
原子量は日本化学会「4桁の原子量表(2026)」によります。
117番から生まれる
モスコビウムは、117番のテネシンがアルファ線を出して変わることで見つかりました。バークリウム(97番)にカルシウム(20番)をぶつけてテネシンをつくり、そのテネシンがモスコビウムになったのです。
見つかったのは2010年。2015年に発見が確かめられ、2016年11月に、ニホニウム・テネシン・オガネソンと一緒に名前が正式に決まりました。
周期表のどこにいる?
モスコビウムは7段目の15族。窒素・リン・ヒ素・アンチモン・ビスマスと同じ列の、いちばん下にいます。
考えてみよう
- 問一97+20はいくつですか。そこからアルファ線(2番のヘリウムの原子核)が出ると、番号はいくつになりますか。
- 問二2016年に名前が決まった四つの元素を言えますか。
- 問三15族の元素を、上から順に言えますか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——ロシアの地名がついた元素には、ドブニウム(市ドゥブナ)とモスコビウム(モスクワ)があります。ルテニウムの名前は、ロシアの古い名前から来ています。
この記事について
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、名前の由来・発見の年・名前が決まった年・つくり方は若林文高「超重元素の化学 ニホニウムNhの誕生とその周辺」(化学と教育 65巻3号・2017年・日本化学会)(アルファ線がヘリウムの原子核であることも)、ルテニウムの名前の由来は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
元素記号・原子量は日本化学会 原子量専門委員会「原子量表(2026)」「4桁の原子量表(2026)」、名前の由来・発見の年・名前が決まった年・つくり方は若林文高「超重元素の化学 ニホニウムNhの誕生とその周辺」(化学と教育 65巻3号・2017年・日本化学会)(アルファ線がヘリウムの原子核であることも)、ルテニウムの名前の由来は杉山広樹「元素記号の由来」(化学と教育 43巻12号・1995年・日本化学会)によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。
