📌 このページでわかること
- 冬と新年の季語(そのまま使える一覧)
- 五七五の数え方(つまずきやすいところ)
- 季語と情景を組み合わせる手順
- できた句を直す一手
- よくある質問への答え
俳句は「季語を先に決める」と早い
俳句をつくるとき、思いついた言葉から並べようとすると、字数が合わなくなって止まります。先に季語を一つ決めてしまうと、残りの十二音を考えるだけになり、ぐっと楽になります。
冬の季語(そのまま使えます)
- 天気・空:初雪、雪、みぞれ、霜、氷、しばれ、北風、木枯らし、冬晴れ、寒(かん)
- 生きもの・植物:白鳥、水鳥、冬眠、枯れ木、落ち葉、水仙、南天、みかん
- 暮らし:こたつ、ストーブ、手袋、マフラー、なべ、ゆず湯、大掃除、年の暮れ
- 新年:初日の出、初もうで、お年玉、雑煮、書き初め、こま、たこ、七草
「新年」の季語は、冬とは別のあつかいになります。一つの句に季語は一つが基本です。
ステップ1:季語を一つ選ぶ
上の一覧から、この冬に自分が実際に見た・さわったものを一つ選びます。見ていないものを選ぶと、あとの十二音が思いつきません。
ステップ2:その季語のまわりを思い出す
選んだ季語について、そのときの様子を三つ書き出します。「手袋——ぬれた、片方なくした、母が編んだ」。この三つが、句の材料になります。
ステップ3:五七五に置いてみる
季語を上五(はじめの五音)か下五(おわりの五音)に置き、残りを埋めます。数えるのは文字ではなく音です。「きゃ・きゅ・きょ」は一音、「っ」「ん」「ー」はそれぞれ一音と数えます。
ステップ4:説明をやめて、様子だけを残す
できた句から、「うれしい」「さむい」などの気持ちを表す言葉を消します。そのかわり、目に見えたものを入れます。気持ちは、様子から読む人に伝わります。これが俳句がいちばん変わる一手です。
ステップ5:声に出して直す
三回、声に出して読みます。つっかえるところが、直すところです。音が足りなければ言葉を足し、多ければ削ります。意味より、口に乗るかどうかで決めて構いません。
よくある質問
Q. 季語が二つ入ってしまいました。
A. どちらを残すか決めて、片方を別の言葉に替えます。残すのは、その句でいちばん見せたい季語のほうです。
Q. 五七五からはみ出しました。
A. まず、説明している部分を探して削ります。「〜ので」「〜だから」は、たいてい削れます。それでも入らないときは、季語のほうを短いものに替えます。
Q. 思いつくのがいつも同じ景色です。
A. 時刻を変えてみてください。同じ場所でも、朝・昼・夕方・夜で見えるものが変わります。