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月が大きく見えたり、赤く見えたりするのはなぜ?

宇宙の道・問い 四

お子さんと保護者の方へ。いっしょに読んで、確かめましょう。

いまのことば

月が大きく見えたり、赤く見えたりするのはなぜ?

月の大きさは、空のどこにあっても、ほぼ同じです。地平線の近くで大きく見えるのは、目の錯覚といわれています。赤っぽく見えるのは、月の光が厚い大気を通るあいだに青い光が散らばり、赤い光が多く届くからです。
地平線近くの赤く大きく見える月と高い空の白い月、五円玉の穴から月をのぞく子どもの図解

大きさは、いつも同じ

月が大きく見えるのは、たいてい地平線ちへいせん(水平線)の近くにあるときです。でも、本当に大きさが変わっているわけではありません。

五円玉を持って腕をいっぱいに伸ばし、穴から月をのぞいてみましょう。月がどの高さにあっても、穴にすっぽりおさまるくらいに見えるはずです。地平線の近くで大きく感じるのは目の錯覚によるものといわれていますが、なぜその錯覚が起こるのかは、まだはっきりわかっていません。

太陽も大きさは変わりませんが、太陽を直接見るのは危険です。太陽でこの実験をしないでください。

赤く見えるのは、夕日と同じ理由

月の光は、はじめは白っぽい光です。白い光には、青から赤までいろいろな色がまざっています。青い光は大気の分子にぶつかって散乱さんらんされやすく、赤い光は散乱されにくい性質があります。

大気の厚さは、頭の真上を見るときがいちばん薄く、地平線に近いほど厚くなります。地平線近くの月の光は厚い大気を通るので、青い光が届きにくくなり、赤っぽく見えるのです。朝日や夕日が赤いのと同じ理由です。

考えてみよう

  • 問一五円玉を使って、月の出のころの月と、夜おそくの月をくらべて記録してみましょう。
  • 問二夕焼けの空の色と、のぼってきたばかりの月の色を、同じ日にくらべてみましょう。
  • 問三どうして「大きく見える」錯覚が起こるのか、自分なりの考えを書いてみましょう。

答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。

豆知識——三日月でも半月でも、地平線の近くにあるときは赤っぽく見えます。国立天文台によると、実は月だけでなく、星も地平線の近くでは赤っぽく見えるそうです。
この記事について
月がどこにあってもほぼ同じ大きさであること、五円玉でたしかめる方法、地平線近くで大きく見えるのが錯覚といわれること、赤っぽく見えるしくみは、国立天文台「月や太陽が大きく見えるのはなぜ?」、同「月が赤く見えるときがあるのはなぜ?」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。

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