いまのことば
スーパームーンって何?
「スーパームーン」は天文学の正式な用語ではなく、はっきりした定義がありません。計算でわかるのは、1年でいちばん大きい満月が、いちばん小さい満月より直径で約14%、面積で約30%大きい、ということです(2016年の例)。
定義のないことば
「満月」には、月と太陽の位置の関係で決まる、はっきりした定義があります。でも「スーパームーン」には、そのような定義がありません。
月が「とても大きい」ということは、月が「とても近い」ということです。では、どのくらい近ければ「スーパームーン」と呼ぶのか。その基準が決まっていないので、国立天文台は「次のスーパームーンはいつ?」という問いには答えを出せない、と説明しています。
大きさのちがいは、目でわかる?
月までの距離から計算すると、最大の満月は最小の満月より、直径で約14%、面積で約30%大きくなります。2つをならべると、ちがいははっきりわかります。
でも、夜空で1つだけ見て「今日の月は大きい」と感じるのは、とても難しいそうです。何か月も前の月の大きさを、正確に覚えておくのが難しいからです。地平線近くの満月をとても大きく感じるのは、目の錯覚による場合がほとんどだと考えられています。
考えてみよう
- 問一ニュースで「スーパームーン」と聞いたら、何と何をくらべて「大きい」と言っているのか調べてみましょう。
- 問二意味がはっきり決まっていることばと、そうでないことばを、身のまわりから1つずつ探してみましょう。
- 問三満月を毎月、同じカメラと同じ設定で写したら、大きさのちがいはわかるでしょうか。
答えはひとつではありません。おうちの人と話しながら考えるのも、よい学び方です。
豆知識——2016年11月14日の満月は「68年ぶりの近さ」と話題になりました。でも、68年前の満月との、地球の中心から月までの距離の差は、たった30キロメートルでした。一方で、月を頭の真上に見るか地平線近くに見るかで、見ている人から月までの距離は約6400キロメートルもちがいます。
この記事について
「スーパームーン」が正式な用語ではなく定義がないこと、最大と最小の満月の大きさのちがい、2016年の満月の距離の話は、
国立天文台「『スーパームーン』ってなに?」によります。
本文は株式会社士心が作成したものです。