小学1年の算数|足し算と引き算を理解し使う
小学1年のお子さんに、家で「足し算と引き算」の意味や式での表し方、計算の仕方を教える保護者の方へ。ブロックやおはじきなどの具体物を使いながら、式の意味を実感して計算できるようにする手順です。

小学校の算数では、身の回りの場面を数や式と結びつけながら、加法(足し算)と減法(引き算)の意味を学びます。具体物を操作しながら「合わせていくつ」「残りはいくつ」を捉え、1桁同士の計算を確実にできるようにしていきましょう。
加法・減法の意味と式への表し方
学習指導要領では、次のように示されています。
「(ア) 加法及び減法の意味について理解し,それらが用いられる場合について知ること。」
「(イ) 加法及び減法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすること。」
足し算には「合併(合わせていくつ)」や「増加(増えるといくつ)」があり、引き算には「求残(残りはいくつ)」や「求差(違いはいくつ)」などの場面があります。具体物を使って動かしながら、場面を式に表したり式から場面を想像したりします。
- 「赤いおはじきが3こ、青いおはじきが2こあるよ。合わせるとぜんぶで何こになるかな?」
- 「『4 - 1』という式を見て、どんなお話が作れるかな? ブロックを動かして教えてね。」
1位数の計算の習熟と簡単な2位数の計算
学習指導要領では、計算の習熟と広がりについて次のように示されています。
「(ウ) 1位数と1位数との加法及びその逆の減法の計算が確実にできること。」
「(エ) 簡単な場合について,2位数などについても加法及び減法ができることを知ること。」
まずは「3+4」や「7-3」といった1桁の計算を確実にできるようにし、数のまとまりを意識しながら「10+3」や「15-5」など簡単な2桁の計算へと広げていきます。
- 「5にあといくつ足すと、ぴったりの10になるかな?」
- 「10このパックと、ばらのたまごが3こあるよ。あわせると何こになるかな?」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 「ちがいはいくつ」の引き算(求差)で足し算をしてしまう | 「どちらが多いかくらべてみよう。1対1で並べて、あまったところを数えてみようね」と並べて見せる |
| 「のこりはいくつ」で式を立てるときに前後の数字を逆にしてしまう | 「はじめに何こあったかな? そこから何こ減ったかを順にブロックで動かしてみよう」と声をかける |
| 計算するときに指を使わないと数えられない | 「指を使っても大丈夫だよ。まずは10のまとまりを意識して、少しずつ慣れていこうね」と焦らず見守る |
よくある質問
繰り上がりのある足し算でつまずいているときはどうすればよいですか?
「あといくつで10になるか」という10の補数を見つける練習をして、10のまとまりを作ってから残りを足す流れを具体物で確認すると理解しやすくなります。
文章題から足し算か引き算かを判断できないときはどう教えたらよいですか?
問題文の場面をお子さんと一緒に絵に描いたり、おはじきなどの具体物を動かして「増えたのか」「減ったのか」「比べているのか」を確かめると判断しやすくなります。
出典
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)」算数・数学・第1学年(PDFの66ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月15日
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