👪 保護者の方へ
第3学年の理科(第1分野)|水溶液とイオンの性質・酸とアルカリの中和反応
中学3年生のお子さんに、家で「電解質とイオン、酸・アルカリの性質と中和反応」を教える保護者の方へ。

家庭で無理なくつかむ考え方と基本のねらい
「水に溶けて電気を通す物質(電解質)」の正体を、電子をやり取りした原子の粒(イオン)として捉え、中和で水と塩ができる仕組みを解き明かします。
こう聞いてみてください
- 「紫キャベツの汁にレモン汁を入れると赤に、石けん水を入れると緑色に変わるよ」
- 「赤と緑を少しずつ混ぜていくと、ちょうど紫(中性)に戻る瞬間があるんだよ!」
キャベツ指示薬の色変化とイオンカードで中和を可視化する
家庭で役立つ工夫:BTB溶液(または紫キャベツ指示薬)・食酢・重曹水・イオンモデルカード
紫キャベツの煮汁に酸性の食酢(赤)とアルカリ性の重曹水(緑〜青)を少しずつ混ぜ合わせ、中性(紫)に変わる様子を観察します。
水素イオン(H⁺)と水酸化物イオン(OH⁻)が結びついて水(H₂O)になる
こう聞いてみてください
- 「酸性の原因である H⁺ と、アルカリ性の原因である OH⁻ が出会うと水(H₂O)になるんだ」
- 「残ったプラスイオンとマイナスイオンが手をつないだものを『塩(えん)』と呼ぶんだよ」
よくあるつまずきと家庭でのサポート
| お子さんがつまずきやすい点 | 家庭での具体的な声かけ・支援 |
|---|---|
| 「塩(えん)」をすべて食塩(NaCl)のことだと思い込んでしまう | 「塩とは酸の陰イオンとアルカリの陽イオンが結びついた物質全般のことで、硫酸バリウムなども塩だよ」と説明します |
| BTB溶液の色の変化(酸性=黄、中性=緑、アルカリ性=青)を取り違える | 「信号機の色(青・黄)と緑をイメージして、黄色がレモンの酸性と覚えると忘れないよ」と伝えます |
| 電離の式でプラス・マイナスの符号の数(価数)を間違える(例:Cu²⁺ と Cl⁻) | 「CuCl₂ は Cu²⁺ 1個に対して Cl⁻ が2個電離するから、全体の電気はプラスマイナスゼロになるんだよ」と確認します |
よくある質問
ダニエル電池とボルタの電池の違いは何ですか?
中学では2種類の金属板と電解質水溶液による電池の基本(化学エネルギー→電気エネルギー)を扱い、亜鉛から銅へ電子が移動するモデルを押さえることが肝心です。
中和しても電流が流れるのはなぜですか?
水ができた後も、水溶液中に塩のイオン(Na⁺ や Cl⁻ など)が残っていれば電流は流れます(沈殿する塩の場合は電流がほぼゼロになります)。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」理科・第3学年(第1分野)(PDFの86ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月14日
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