👪 保護者の方へ
第2学年の理科(第2分野)|植物の体のつくりと働きを確かめる
中学2年生のお子さんに、家で「植物の葉・茎・根の構造と光合成・呼吸・蒸散の仕組み」を教える保護者の方へ。

植物の体は、根から吸い上げた水や養分を運ぶ道管と、葉で作られた栄養を運ぶ師管が整然と通っています。葉の気孔から水分を逃がす「蒸散」が、全身に水を吸い上げる原動力になっているつながりを捉えさせましょう。
色水吸い上げ実験で茎の中の通り道を確かめる
家庭にある「セロリ(またはホウセンカ)・食紅水・ルーペ」を活用して、食紅を溶かした赤い水にセロリを浸し、茎の断面を薄く切ってルーペで観察することで、水が通る道(道管)がどこに並んでいるかを目で確かめます。
根から葉へと水と養分を巡らせる維管束の仕組み
こう聞いてみてください
- 「赤い水を吸わせたセロリの切り口を見てみて。外側と内側のどっちが赤く染まっているかな?」
- 「根っこから高い木のてっぺんまで水が登っていけるのは、葉っぱから水が蒸発する引き上げる力があるからなんだね」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 植物は「昼は光合成だけ、夜は呼吸だけ」をしていると誤解する | 「呼吸は生きていくために昼も夜も24時間ずっと行っているよ。昼は光合成の量が呼吸よりずっと多いから二酸化炭素を吸収して見えるんだよ」と説明する |
| 道管と師管の位置関係(内と外)がごちゃ混ぜになる | 「内側が水を通す道管、外側が栄養を通す師管」と断面図に色をつけて整理させる |
| 単子葉類と双子葉類の維管束の並び方の違いで混乱する | 「双子葉類(アサガオなど)は輪の形、単子葉類(トウモロコシなど)は散らばっている」と実物の写真と対比させる |
こう聞いてみてください
- 「葉っぱの裏にある気孔は、呼吸や光合成で空気が出入りするドアの役割もしているよ」
- 「植物も人間と同じように、昼も夜もずっと呼吸をしているんだね」
よくある質問
光合成の実験(BTB溶液やヨウ素液)で結果が分かりにくいときのコツは?
葉のエタノール脱色をしっかり行って葉緑素を抜いてからヨウ素液をつけると、青紫色への色の変化が鮮明に確認できます。
日常生活で蒸散の働きを感じられる身近な例はありますか?
真夏にアスファルトの上よりも街路樹や公園の木陰の方が涼しく感じるのは、木々が蒸散によって周囲の熱を奪っているからです。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」理科・第2学年(第2分野)(PDFの92ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月14日
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