👪 保護者の方へ
第1学年の数学|数の符号と計算を理解し使う
中学1年生のお子さんに、家で「正の数と負の数」の意味と計算(加法・減法・乗法・除法)を教える保護者の方へ。数直線や気温の例を使い、符号の仕組みを納得しながら身に付ける手順です。

小学校の算数では「0より大きい数」だけを扱ってきましたが、中学校では「0より小さい数(負の数)」へと数の世界が一気に広がります。符号の意味を数直線上で視覚的に捉え、四則計算のルールを確実に自分のものにしましょう。
基準となる「0(原点)」と反対の向きを表す符号
気温の「氷点下5度(-5℃)」や海抜(海面より低い地点)のように、0を基準にして反対方向の量を表すために「-(負の符号)」を使います。
数直線の上では、0を中心にして右側が正の数(+)、左側が負の数(-)となり、絶対値(0からの距離)で数の大きさを比べます。
こう聞いてみてください
- 「冬の北海道の天気予報で『マイナス3度』って言うよね。あれは0度より何度低いことかな?」
- 「数直線で考えると、-3 と -5 はどちらが左(小さい)にあるかな?」
「引くことは反対を足すこと」で四則計算を攻略する
負の数の引き算「5 - (-3)」は、「反対の反対」なので「5 + 3 = 8」になります。
また、掛け算では「マイナス×マイナス=プラス」になります。向きを変えてバックする車の動きや、借金の減少を例に出して、符号の変化を整理します。
こう聞いてみてください
- 「『-( -3 )』は、マイナス(反対)のマイナスだから、プラスに変身するんだね!」
- 「掛け算や割り算は、式全体にマイナスが何個あるかを数えると符号が一発で決まるよ!」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 「-3 と -7 はどちらが大きい?」で迷ってしまう | 「数直線を描いてみよう。右にあればあるほど大きい数だから、-3のほうが大きいね」と図で見せる |
| 「-(-4)」を計算するときにプラスに直すのを忘れる | 「かっこを外すときは『符号の掛け算』と考えて、マイナス×マイナス=プラスに直そうね」と手順を教える |
| 「0」を正の数に含めてしまう | 「0はプラスでもマイナスでもない、ど真ん中の基準(原点)なんだよ」と位置付けを再確認する |
よくある質問
「マイナス×マイナス=プラス」を納得させるにはどう教えればよいですか?
「分速-2mで進む(後退する)車が、-3分前(過去)にいた場所」=「現在より6m前方にいた(+6m)」のように、速さや時間の向きを使ったモデルで説明すると納得しやすくなります。
符号の計算ミスを減らすための効果的な解き方はありますか?
計算するときは「まず答えの符号(+か-か)を先に書いてから、数字部分(絶対値)を計算する」という2ステップを徹底すると、うっかりミスを大幅に減らせます。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」算数・数学・第1学年(PDFの68ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月14日
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