👪 保護者の方へ
第1学年の国語|声の働きと仕組みを知る
中学1年生のお子さんに、家で声の働きや仕組み(発声・発音・音調)を教える保護者の方へ。相手や場面に応じた声の響きや明瞭さの違いを通して、自信を持って伝える力を身に付ける手順です。

中学校の国語では、文字としての言葉だけでなく、生きたコミュニケーションを支える「音声の働きや仕組み」について理解を深めます。息の使い方や口の形、声のトーンや間(ま)の取り方を意識し、思いがまっすぐ届く話し方を学びましょう。
声が生まれる仕組みと呼吸のつながり
声は、肺から送られた呼気(吐く息)が喉の「声帯」を振動させ、口や鼻の空洞(共鳴腔)で響いて外に届きます。
喉先だけで力んで声を出そうとすると疲れやすくなりますが、背筋を伸ばしてお腹から息を送り出すと、無理なく通る声になります。
こう聞いてみてください
- 「喉に軽く手を当てて『あー』と声を出すと、ビリビリと震えているのが分かるかな?」
- 「口の開き方を少し大きくするだけで、声の通り方がぐんと変わるね!」
場面や相手に応じた「声の調子」を試す
大勢の前で発表するとき、隣の席で相談するとき、改まった場所で挨拶するときなど、場面によって求められる声の大きさや高さ、話す速度は異なります。
短い一言(「おはようございます」「ありがとうございます」など)を場面を変えて言い比べ、声の表情を確かめます。
こう聞いてみてください
- 「少しゆっくり話すと、大切なキーワードが相手の耳にすっと届きやすくなるね」
- 「今のトーン、とても落ち着いていて聞き取りやすかったよ!」
つまずきやすいポイントと声かけ
| こんなとき | こう聞いてみる |
|---|---|
| 人前に立つと声が小さくなったり上ずったりする | 「まずは息を深く吐いて肩の力を抜いてみよう。最初の一言だけ少し大きめに言えれば大丈夫だよ」と励ます |
| 早口になって言葉がもごもごと聞き取りにくい | 「句読点『、』『。』のところでしっかり一拍おいて話してみよう」と間の取り方を教える |
| 無理に大きな声を出そうとして喉を痛める | 「大声を張り上げるのではなく、母音(あ・い・う・え・お)の口をはっきり開けると遠くまで通るよ」と手本を見せる |
よくある質問
家でできる手軽な発声練習はありますか?
教科書の音読をするときに、姿勢を正して母音の口の形を意識することや、遠くにいる家族に向けて声を届けるイメージで読む練習が手軽で効果的です。
声の質やトーンにコンプレックスがある場合はどう支えればよいですか?
声の高さや低さは一人ひとりの個性です。大切なのは「相手に伝えようとする気持ち」と「丁寧な言葉遣い」であることを伝え、安心感を持って話せる環境をつくりましょう。
出典
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)」国語・第1学年(PDFの31ページ)(公式PDF)
最終確認日:2026年10月14日
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